シンガー・ソングライターの加藤ミリヤ(37)が、第三子妊娠中の喜びを分かち合う一方で、昨年3月に子宮外妊娠という悲しい経験をしていたことを自身のインスタグラムで告白しました。この勇気ある告白は、同じような困難を乗り越える多くの人々への深い共感を呼んでいます。
第三子妊娠、武道館公演見送り
加藤ミリヤは今年1月、公式サイトを通じて「子を授かりました」と第三子妊娠を報告。夏の終わり頃の出産を予定しており、それに伴い8月30日に開催予定だった20周年武道館公演は開催見送りとなりました。彼女はインスタグラムの投稿で「過去の自分が想像もしなかった未来を今生きている」と綴り、胎児と共に作り上げるかけがえのない時間を「宇宙との繋がりを感じるような十ヶ月の奇跡体験」と表現。唯一無二のマタニティフォトを公開し、成長していく胎児を「水の精のよう」と愛おしそうに語っています。
加藤ミリヤ、第三子妊娠と子宮外妊娠の経験を語るシンガー・ソングライター
子宮外妊娠という悲しい経験
続けて加藤は、これまでの妊娠・出産が順調だったにもかかわらず、昨年3月に子宮外妊娠を経験したことを明かしました。「出産が叶わなかったことはとても悲しい経験でした」と当時の心境を吐露。しかし、その辛い時期を乗り越えられたのは、強い夫、母、事務所の仲間、友人からの励ましがあったからだと語ります。特に、手術前に優しく涙を拭ってくれた看護師の存在が「ほんとうに救われました」と回想し、感謝の念を述べました。
経験を越えて届けるメッセージ
今回の個人的な告白について、加藤は「私と同じような経験をされた方やもっと精神的に辛い経験をされた方も多くいらっしゃると思います。とても辛いですよね。『なぜ私が?』と泣きましたが、強い夫に励まされ、母や事務所のみんなや友達の存在に助けられました。そして看護師さんが手術前に勝手に流れてくる私の涙を優しく拭いてくださったあの瞬間はほんとうに救われました」と述べ、同じ痛みを抱える人々へ精神的に抱きしめたいという強い思いを語っています。無事に我が子に会えるその日まで、この奇跡の時間を大切にしたいと結び、「今日も頑張るすべての母たちに愛とリスペクトを込めて!」と温かいエールを送りました。
加藤ミリヤは2019年4月に一般男性との結婚と第一子妊娠を発表し、同年6月に男児を出産。2020年12月には第二子妊娠も報告しており、母として、そしてアーティストとして、常に新たなステージを歩み続けています。今回の告白は、彼女の人間としての深みと、他者への深い共感を示すものであり、多くの人々に勇気と希望を与えることでしょう。