【ワシントン=池田慶太】米国のトランプ大統領は25日、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム主義組織ハマスの停戦交渉に関し、ハマスが合意を「望んでいない」として交渉断念を示唆した。「彼らは追い詰められるだろう」と述べ、ハマスの指導部に対するイスラエルの軍事作戦が継続するとの見方を示した。ホワイトハウスで記者団に語った。
米国とイスラエルは24日、停戦と人質解放に後ろ向きなハマスを非難し、仲介国のカタールに派遣していた代表団を呼び戻すと発表した。トランプ氏は「ハマスは合意を望んでいなかった。彼らは死にたいのだと思う。彼らは戦い続け、後始末をしなければならないだろう」と非難した。
フランスのマクロン大統領がパレスチナを国家承認する方針を示したことについては「状況を変えるものではない。重要ではない」と述べた。訪問先の英国では「フランスを支持しない」と記者団に語った。