きょう夕方、茨城県のJR水戸駅近くの路上で通行人6人が男に切りつけられ、うち2人が重傷です。警察は48歳の男を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。
【写真を見る】現場の地面に転がる「刃物のようなもの」 JR水戸駅近くの切りつけ現場の様子
きょう午後6時すぎ、水戸市南町のJR水戸駅近くの路上で「男性が暴れている」と110番通報がありました。警察によりますと、通行人6人が刃物を持った男に切りつけられるなどしたということです。
けがをしたのは70歳の男性、65歳の男性、75歳の女性、54歳の男性、57歳の女性、27歳の男性で、このうち、70歳の男性と65歳の男性は重傷だということですが、いずれも意識はあるということです。
警察は、70歳の男性の顔や手首を刃物で切りつけ殺害しようとしたとして、自称・現場近くに住む塩原弘和容疑者（48）を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。
取り調べに対し、塩原容疑者は「自宅近くの道路で人を刃物で切りつけた」と容疑を認めているということです。
事件を目撃した人
「なにかを振り回して殴りかかっていた。近くを通った人がナタを3本くらい持ってたと言っていた。男の人も殴られて倒れて、起きたと思ったらまた殴られていた」
現場からは刃物が4本押収され、警察によりますと、いずれも塩原容疑者のものとみられ、うち1本には血痕がついていたということです。
警察は、塩原容疑者が無差別に通行人を切りつけた可能性があるとして捜査しています。
現場はJR水戸駅からおよそ800メートル離れた国道沿いです。
TBSテレビ
