北村晴男氏の「醜く奇妙な生き物」発言が物議、橋下徹氏ら元共演者が猛批判

日本保守党の北村晴男氏(69)が、石破茂首相(68)への批判的な内容を自身のX(旧Twitter)に投稿し、「醜く奇妙な生き物」という表現を用いたことで大きな波紋を呼んでいます。この発言に対し、かつて人気テレビ番組で共演した橋下徹氏(56)を含む複数の著名人から厳しい声が上がっています。

物議を醸すX投稿の経緯と内容

一連の騒動の発端は7月27日、北村氏が作家でジャーナリストの門田隆将氏(67)のX投稿を紹介したことにあります。門田氏の投稿は、NHKによる石破首相へのインタビュー記事を引用したもので、記事内で石破首相が「アメリカの関税措置をめぐる日米交渉の合意を確実に実行していく」との考えを示したことが伝えられていました。門田氏がこの内容に対し「改めて唖然…要するに“国民の審判”など関係なし。もはや誰も止められない恐怖」とコメントすると、北村氏はこれを引用し、「醜く奇妙な生き物を国のリーダーに選んだ日本。一刻の猶予も無い」と綴りました。この「醜く奇妙な生き物」という表現が、X上で「人権侵害レベル」と非難を浴びる事態となりました。

「醜く奇妙な生き物」発言で物議を醸している日本保守党の北村晴男氏。「醜く奇妙な生き物」発言で物議を醸している日本保守党の北村晴男氏。

元共演者・橋下徹氏からの痛烈な批判

こうした状況に対し、北村氏とテレビ番組『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で「弁護士軍団」として共演していた橋下徹氏が、Xで猛烈な批判を展開しました。橋下氏は7月28日、北村氏が石破首相の過去の画像を現在の事象のように扱い、再び「どこまでも醜い、奇妙な生き物」とポストしたニュースを引用し、次のように指摘しました。

「この類の連中は、これまで狭いコミュニティの中でこのような主張をやって拍手喝采を受けてきた。やっと広い海に出て世間の感覚を知ることになった」

さらに橋下氏は、「日本保守党の連中は誹謗中傷が酷すぎる。俺への上海電力関連の発言も酷すぎるわな。およそ税金で飯を食っていく国会議員とは思えない。これまでは単なる一弁護士で好き勝手に言えたが、これからは税金で飯を食っていく公人の国会議員だ。発言の仕方を一から勉強しろ」と続け、北村氏の言動を「国会議員とは思えない」と痛烈に批判しました。

公人としての自覚が問われる発言

また、北村氏の発言に対しては、神奈川県議会議員の自民党議員である小林武史氏(44)も「許容できない」と抗議の意を示しています。橋下氏は小林氏の記事を引用し、「莫大な税金で飯を食い、権力を扱うという公人の自覚のないまま、コメンテーター気分が抜けないバカな国会議員が誕生したということ」「こういう連中に限って『日本が壊れていくのは許せない!俺が日本を守る!』と叫ぶ。日本を壊しているのはアンタだよ」と、改めて公人としての自覚の欠如を厳しく非難しました。

まとめ

石破茂首相への「醜く奇妙な生き物」という表現を用いたX投稿は、北村晴男氏が今後、国会議員として活動する上で、発言の重みと公人としての責任が厳しく問われることを浮き彫りにしました。元共演者である橋下徹氏をはじめとする各方面からの批判に対し、北村氏がどのように受け止め、今後の行動に反映させていくのか、引き続き注目が集まります。


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