元迷惑系ユーチューバーであり動画配信業を営むへずまりゅう氏(34)が、去る20日に投開票が行われた奈良市議選に無所属で出馬し、見事初当選を果たした。当選後、同氏は元文部科学事務次官である前川喜平氏のX(旧ツイッター)での投稿に対し、28日までにXを更新し「足を引っ張らないで」と強く反論した。
前川喜平氏による「教育の失敗」指摘
「前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民)」という名義でXアカウントを運営する前川氏は、27日午後に自身のXでへずまりゅう氏の当選について言及。その投稿では、「へずまりゅうが奈良市議に当選した原因は、教育の失敗にある。奈良県と奈良市の教育委員会は、強烈な危機感を持たなければならない」と指摘し、教育現場の責任を問う内容だった。
へずまりゅう氏の即座な反論と決意
この前川氏のポストに対し、へずまりゅう氏は当該投稿を引用する形で即座に反論を展開した。「貴方は誰ですか?何の影響力もない人間がこれから頑張ろうとしている人間の足を引っ張らないで下さい」と問いかけ、自身への批判を一蹴。
奈良市議に当選したへずまりゅう氏(2023年7月撮影)
さらに続く投稿では、「自分を選んでいただいた奈良県、奈良市の方々に失礼です。典型的な左翼みたいですね。自分はただ奈良の為に頑張ります」と、自身の当選を支持した有権者への敬意と、今後の奈良市政への貢献意欲を強調した。
当選までの活動と公約
へずまりゅう氏は選挙戦に臨むにあたり、奈良公園のシカ保護活動に注力してきたことで知られる。特に、外国人観光客によるシカへの不適切行為を注意するなどのパトロール活動は、市民の間で注目を集めた。
選挙戦本番では、大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設への反対を主要な公約の一つに掲げたほか、奈良公園へのごみ箱や防犯カメラの設置なども訴え、地域課題解決への意欲を示した。これらの訴えが功を奏し、3位で初当選を果たす結果となった。
まとめ
奈良市議選で初当選を果たしたへずまりゅう氏が、元文部科学事務次官の前川喜平氏からの「教育の失敗」という批判に対し、自身のXアカウントを通じて強く反論した。へずまりゅう氏は、自身を選んだ有権者への敬意と、今後の奈良市政への貢献に向けた決意を表明しており、当選後の動向が注目される。