橋下徹氏、石破首相への「醜い」発言批判で“特大ブーメラン”炎上 – 百田氏への過去の罵倒が再燃

7月28日、自身のX(旧Twitter)に「日本保守党の連中は誹謗中傷が酷すぎる」と投稿した橋下徹氏(56)。参院選で初当選した日本保守党の北村晴男氏(69)が石破茂首相(68)を「醜い、奇妙な生き物」と揶揄したことに対し、橋下氏は「税金で飯を食う国会議員とは思えない」と厳しく批判しました。しかし、この批判がまさかの特大ブーメランとなり、橋下徹氏の過去の投稿が掘り返され炎上する事態に発展しています。

橋下徹氏の北村晴男氏への批判

橋下徹氏が問題視したのは、北村晴男氏が石破茂首相に対して行った「どこまでも醜い、奇妙な生き物」という発言でした。橋下氏は自身のXでこの発言を引用し、「およそ税金で飯を食っていく国会議員とは思えない」「発言の仕方を一から勉強しろ」と、公人としての誹謗中傷の許容範囲を超えていると強く非難しました。この厳しい口調は、北村氏の発言が政治的議論を超えた容姿揶揄に当たるという橋下氏の認識を示していました。

橋下徹氏が過去のSNS投稿でブーメラン炎上する様子を表す写真。橋下徹氏が過去のSNS投稿でブーメラン炎上する様子を表す写真。

過去の「醜い」発言が再燃した経緯

ところが、橋下氏が北村氏を批判する中で、自身の過去の投稿がネット上で掘り返される事態となりました。問題とされたのは、今から4年前の2021年4月、作家で現在は日本保守党の代表を務める百田尚樹氏(69)とのXでのやり取りです。当時、百田氏が「三浦瑠麗さんのお友達って、田原総一郎、津田大介、橋下徹、古林よしのり…なんか全部共通項があるんやな。気持ち悪い男という…」と投稿。これに対し、橋下氏は「日本一気持ち悪い男から、気持ち悪い男と言われて光栄や!」と皮肉を込めて返信しました。

さらに橋下氏は、百田氏に対して容姿を揶揄するような激しい言葉を投げかけました。「オッサンの家には鏡あるか?寝る前に一度しっかり見いや。自分の考え通りに世の中が動かないことへの不満と怒り、自分の考えとは異なる者の方が公に取り上げられることへの妬みと怒り、作家としての少々の成功から自分には世の中を動かす力などないことを認めることができないプライドと怒り」「これらが鬱積している顔は醜く過ぎるで。まあ、こんな大人にはなってはいけないという子供たちへの良い教材になってるわ。感謝!」とまで綴っており、今回の北村氏への批判と酷似した言動があったことが露見しました。

橋下徹氏が百田尚樹氏に対し容姿を揶揄したX(旧Twitter)投稿のスクリーンショット。橋下徹氏が百田尚樹氏に対し容姿を揶揄したX(旧Twitter)投稿のスクリーンショット。

世間の声とブーメラン論争の行方

この過去の投稿が発覚すると、X上では「出た!特大橋下ブーメラン!」「特大ブーメランを投げるのはいい加減にしてほしい」「自分の事は棚にあげて他人に厳しい」「どっこいどっこいですね」といった、橋下氏のダブルスタンダードを指摘する声や、批判的な意見が多数寄せられました。

また、百田氏は7月29日、北村氏の「醜い、奇妙な生き物」という表現について「容姿ではなく、”生き方や政治姿勢のことを言っている”」とXで擁護しました。しかし、北村氏自身は26日にも石破首相を「(内面も)醜く奇妙な生き物」と表現しており、外見にも言及していると捉えられかねないため、Xでは「フォローになっていない」とさらなる物議を醸しました。

公人の発言責任

今回の橋下徹氏、北村晴男氏、そして百田尚樹氏の一連の政治家の発言とSNS上でのやり取りは、公人が発する言葉の重みと責任を改めて浮き彫りにしています。特に、相手の容姿や人格に対する中傷や侮辱と見なされる可能性のある表現は、たとえ政治的な文脈であったとしても、適切なコミュニケーションとは言えません。情報が瞬時に拡散される現代において、国会議員や影響力のある公人の言動は、常に社会からの厳しい目に晒されることを再認識させる出来事となりました。

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