【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は7月31日、当局が「過激派」と認定する反政権派などのサイトを意図的に検索した場合、罰金を科す法案に署名した。罰金は個人の場合3千~5千ルーブル(約5600~9300円)。法律は9月1日に発効する。
法案に対してはプーチン氏を全面支持する著名ジャーナリストからも「政権に敵対的な勢力の主張を調べるためにも検索は必要」と疑問の声が上がっていた。下院の審議でも「意図的な検索をする違反者をどのように見つけるのか」と慎重論が少なくなく、近年の採決では異例の反対・棄権が計90人近くに上った。