社民党のラサール石井参院議員は1日、国会に初登院し、記者団に対し「いろいろな記者会見をやってきたが、過去最高のカメラの数だ。重責だとひしひしと感じている」と語った。社民党について「古い、頭に入らない、きれいごとを言ってどうするの」などの指摘があるといい、「あえて『理想を掲げるお花畑のどこが悪い』と声を上げたい」と強調した。
その上で「庶民の生活が少しでも良くなって、学生さんが奨学金の問題とかを心配せず、ちょっとでも気持ちが明るくなる社会を作りたい」と語った。
ラサール石井氏は参院選後、石破茂首相(自民党総裁)について「ここ最近の自民党の首相では1番まとも」とX(旧ツイッター)に投稿し、退陣論が噴出する首相にエールを送った経緯がある。
投稿した思いについて、ラサール石井氏は「石破さんはメモも見ずに答弁されるし、沖縄にも行かれ、戦争してはいけないとも言っている」と説明。8月6日の広島、同9日の長崎での原爆の日の式典で「カット&ペーストの同じ文言ではない石破さんの言葉を期待している」と語った。戦後80年談話も石破首相が出すべきとの見方も示した。
「石破さんが辞めてしまうと、次にちょっと思わしくないような極右な政権ができてしまう可能性が高いので、それは避けたい」とも語った。(奥原慎平)