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アメリカのトランプ大統領が労働統計局長の解任を命じたことに対して、当局の関係者らから「統計の信頼性が損なわれる」などと批判が相次いでいます。
1日に発表されたアメリカの雇用統計が大幅に下方修正されたことを受け、トランプ大統領はデータが政治的に「操作された」と主張し、労働統計局長の解任を命じました。
これに対し、1期目のトランプ政権下で労働統計局長を務めたウィリアム・ビーチ氏は、SNSで「全く根拠のない解雇は危険な前例となる」と非難しました。
ビーチ氏が労働統計局のメンバーらと発表した声明は、トランプ氏の決定は「企業や政策立案者の意思決定の土台となる経済統計の信頼性を損なうものだ」と批判しています。
また、シンクタンクのアメリカ企業公共政策研究所の所長は「解雇では何も解決しない」と指摘しました。
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