自民党の斎藤健前経産相は3日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時30分)に出演。党が大敗した7月の参院選について「今回の負け方というのは与党で47議席、野党で78議席ですから、壊滅的な結果だった」と述べ「壊滅的」との言葉を繰り返した。
各社世論調査で、石破茂首相の進退について、自民党支持層に限れば「辞任しなくていい」が「辞任すべき」を大きく上回り、FNNの調査でも「辞任すべき」22・9%に対し、「辞任しなくていい」が73・3%だったことが紹介された。
斉藤氏はこの結果への受け止めを問われて「率直に言って、ちょっと意外な感じはします。党内の温度と、一般の党員の人たちの温度というのはやっぱり違うのかなと思う」と述べ、党内と自民党支持者の石破首相の進退に関する認識の違いを指摘した。
その背景について「自民党支持層だった人たちで、石破さんを支持しない人たちが他の党に支持が変わってしまって、残っている人たちで見ると、こういうふうになるのかなとも思います。もう少し検証が必要ですが」と私見を語った。
斎藤氏はかつて、石破首相が会長を務めた「水月会」に所属していた。