国際弁護士の八代英輝氏が5日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に出演。石破茂首相と参政党神谷宗幣代表の日米関税交渉をめぐる議論についてコメントした。
この日の参院選予算委員会で初質問に立った神谷代表は、トランプ関税について「ある日突然、日本の関税がグッと下がることは十分にあると思うので、そのポイントを探っていただきたい」と発言。これに対し石破氏は「ある日突然ということはございません。必ず予兆はある」などと反論した。
八代氏は神谷氏の発言について「『ある日突然』というのは言葉に隙があったなと思いました」と私見。「こういった討論は言葉の刀で立ち向かっていくものだと思うんですけど、ご自身が言われた『ある日突然下がる』というのは、今まで政府がやってきたことをないがしろにするような発言になってしまっている」と指摘した。
結果として「石破さんが感情を見せるという隙を作ってしまったので、そこ部分はもったいなかった」。また「透明性がある形で説明するのは総理の責任でもあったので。それが『突然ということはありません』の説明になってしまったのはもったいなかったなと思う」と、神谷氏のひと言が首相の答弁を感情的にさせてしまったことを残念がった。