首相「コメ増産」、自民党内で懸念も 農林幹部が小泉農水相に伝える


 自民党の宮下一郎・総合農林政策調査会長と上月良祐・農林部会長が、小泉氏と非公開で45分ほど会談した。終了後に3人で記者団の取材に応じ、宮下氏は「ある程度余裕をもって生産するにしても、安定した価格が実現できるようにすべきだ」と指摘。上月氏は「作りたいだけみんなで作って、何とかなるわけではない。そこをわかるような形で表現しないといけないと思った」などと語った。

 小泉氏は「需要に応じた生産が基本。農業経営の大前提だ」として2人に同調しつつ、これまでの政策による生産量の調整とは異なるものだと主張。また、今後について、農家の収入が減った場合などの安全網づくりが「本丸になる」との認識も示した。

朝日新聞社



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