今年3月にNetflixで配信が開始されたメーガン妃による料理番組「ウィズ・ラブ、メーガン」は、当初からタレントのパメラ・アンダーソンが手掛ける「パメラズ・クッキング・ウィズ・ラブ」と「構成が酷似している」「演出が似すぎている」といった批判がSNS上で散見されていました。この疑惑に対し、パメラ・アンダーソン本人が生放送のインタビューで明確な見解を示し、大きな話題を呼んでいます。一方で、メーガン妃の番組に対する世間の評価は依然として賛否両論に分かれており、その動向は彼女とNetflixとの重要な契約更新にも影響を与えかねない状況です。
メーガン妃の料理番組「盗作疑惑」を一蹴したパメラ・アンダーソン氏のポートレート
パメラ・アンダーソン、疑惑を一刀両断
メーガン妃のポッドキャスト「アーキタイプス」にも過去に出演したことがある、人気トーク番組「ウォッチ・フワット・ハップンズ・ライブ」のホスト、アンディ・コーエンは、パメラ・アンダーソンに対し、この「盗作疑惑」の真偽を直接尋ねました。コーエンが「10点満点として、どの程度『盗作』と感じたか?」と質問すると、アンダーソンは間髪入れずに「1点。というか、そもそも見てないの」と即答しました。
さらにアンダーソンは、「料理番組を最初に始めたのは私じゃない。彼女は彼女なりにやっているだけ」と付け加え、模倣疑惑そのものを軽やかにいなす姿勢を見せました。このやり取りを収めた映像は「『ウィズ・ラブ、メーガン』との比較について語るパメラ」というキャプション付きでX(旧Twitter)上で拡散され、9万2000回以上の再生を記録するなど、瞬く間に注目を集めました。この発言は、彼女がメーガン妃の番組に対する批判に加担せず、むしろ個々の活動を尊重していることを示唆しています。
SNSでの賛否両論:模倣か、独自の道か
パメラ・アンダーソン本人の発言にもかかわらず、SNS上ではメーガン妃の料理番組に対する批判的な声が依然として根強く残っています。
批判の声:「模倣と中身のなさ」
一部のユーザーからは、「ジェスチャーまでパメラの真似。手の動かし方もそっくりだった」「メーガンの番組は演出ばかりで中身がない。一方でパメラの番組は本物の温かさを伝えている」といった投稿が拡散されています。あるユーザーは、「『ウィズ・ラブ、メーガン』はイメージ重視の模倣。『パメラズ・クッキング・ウィズ・ラブ』は食と家族を祝うリアルな番組」と明確に対比しながら評価しており、パメラの番組が持つ「自然体で親しみやすく、温かみがある」点が、家庭料理を愛する視聴者に深く響いていることが伺えます。
擁護の声:「ヘイトキャンペーンへの不参加」
その一方で、メーガン妃を擁護する声も少なくありません。「イギリスのメディアは『仮想の敵』を作ってメーガンを叩き続けている。パメラやグウィネス・パルトローがその陰謀に加担しなかったのは立派」「彼女は料理番組を発明したわけではないと認め、メーガンも独自の道を歩んでいる。パメラが『ヘイトキャンペーン』に乗らなかったことが嬉しい」といった意見が寄せられています。これらの声は、メーガン妃に対する特定のメディアやSNS上での「ヘイトキャンペーン」が存在するという認識を背景に、パメラ・アンダーソンの客観的な態度を評価するものです。
Netflixとの契約更新とブランド戦略の行方
今回の「盗作疑惑」とその後のパメラ・アンダーソンの発言、そしてSNSでの反応は、メーガン妃の今後のキャリア、特にNetflixとの関係に少なからず影響を与える可能性があります。メーガン妃は2020年にヘンリー王子と共にNetflixと締結した番組制作契約を、今年9月までに再交渉する必要があります。今回の料理番組「ウィズ・ラブ、メーガン」が契約更新にどのように影響するかは未定ですが、世間の反応がNetflix側の判断材料となる可能性は十分に考えられます。
また、Netflixはメーガン妃のライフスタイルブランド「As Ever」にも出資しており、2024年ヴィンテージのロゼワインが先日リリースされたばかりです。このブランド戦略とNetflixとのパートナーシップが、今後のメーガン妃の活動において重要な要素となることは間違いありません。世間の注目が集まる中、彼女の番組やブランドがどのように展開していくのか、その動向が注視されています。