元農水相の玉沢氏銃撃、金銭トラブルか 命に別状なし 同級生?逮捕





玉沢徳一郎元農水相
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 元衆院議員で農林水産相などを務めた玉沢(たまざわ)徳一郎氏(81)が10日午後、盛岡市内の自宅付近で男に銃撃されたことが分かった。足を負傷したが、命に別条はないという。岩手県警は銃刀法違反(加重所持)の疑いで、岩手県奥州市の農業、高橋脩(ひさし)容疑者(82)を現行犯逮捕。捜査関係者によると、2人は同級生で金銭トラブルがあったとの情報もあり、詳しい動機を調べている。

 県警によると、高橋容疑者は拳銃を持ち、盛岡東署を訪れた。逮捕容疑は10日午後2時10分ごろ、同署で回転式拳銃1丁と実弾1発を所持したとしている。

 玉沢氏は岩手県生まれ。早大「雄弁会」の先輩だった海部俊樹元首相の秘書を経て、昭和51年の衆院選で初当選。通算9期務めた。

 平成6年に自民、社会、さきがけ3党連立の村山富市内閣で防衛庁長官として初入閣。11年には小渕恵三内閣で農水相を務めた。19年に不正経理問題で自民党を離党。翌年に復党したが21年の衆院選には出馬せず、政界を引退していた。



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