2020年東京五輪でアルゼンチンのホストタウンになっている茨城県境町は、選手らの宿泊先として「ムービングハウス」と呼ばれる移動式住宅を町内に整備する。災害時には広域避難施設として被災者を受け入れることも想定している。
首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の境古河インターチェンジ近くに約3億5千万円をかけて整備し、町内の企業が指定管理者として運営する。来年3月の完成を予定している。
木造2階の建物2棟に計47室を備え、外国人アスリートに対応できるよう大型ベッドを導入する。地域の交流行事などに活用できるセミナールームも設ける。
町企画経営課の担当者は「減災型社会の実現にも寄与する重要な拠点になる」と話している。