ミャンマー軍政、拘禁施設で拷問常態化 国連調査報告


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ミャンマーでは2021年のクーデターで軍が民選政府を打倒して以降、内戦状態が続いており、軍は民主化を求めるゲリラや少数民族武装勢力と戦っている。

人権監視団体「政治囚支援協会(AAPP)」によると、この間の弾圧でこれまでに約3万人が拘束された。

IIMMは年次報告書で、「尋問や拘禁施設における深刻な人権侵害」を特定したと指摘。約600人の目撃証言に基づくもので、報告書で示された告発について軍政側のコメントは得られていない。

報告書によると、拷問は「体系的に行われており」、その中には「性的奴隷化」、「タバコや焼けた物で性器を焼く行為」、ペンチで爪を引き抜く行為などが含まれる。

また、「2歳から17歳までの子どもが、しばしば親の代理として拘束されている」ことを示す証拠もあるとし、「拘束された子どもの中には、拷問や虐待、性的・ジェンダーに基づく犯罪の被害に遭った者もいる」とした。

IIMMのニコラス・クムジアン責任者は、「残虐行為の頻度と残虐さが増していることを確認しているが、加害者の特定には進展があった」と述べた。

さらに「加害者が法廷でその行為を問われる日を目指している」とも語った。

ミャンマーの内戦では、すべての当事者が戦争犯罪を行ったと非難されており、IIMM報告書は反政府勢力による捕虜の即決処刑事例も確認したとしている。【翻訳編集】 AFPBB News



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