第44代大統領を務めたオバマ氏の肖像画は、ホワイトハウスの「グランド・ステアケース(大階段)」付近に飾られていた。建物の入り口に位置し、多くの来訪者の目に留まりやすいこの場所に、歴代大統領の肖像画を飾るのが慣例となっている。
そんななか、トランプ氏が入れ替えたのは、2024年7月に起きた暗殺未遂事件での自身を描いた肖像画だった。
これにより、オバマ氏の肖像画は「エントランスホール」へ一旦移された。今年4月時点では、グランドピアノやシャンデリアのある空間の壁に掛けられていた。
なお、オバマ氏の肖像画は、2022年に設置。ちなみに、ジョー・バイデン前大統領の肖像画はまだ完成していなかったため、掲示されていない。
そして8月、トランプ氏は再びオバマ氏の肖像画を移動した。今度は「グランド・ステアケース」の最上部に移したとされる。
CNNによると、この階段の上部は、一般の出入りが禁止された場所にあたるとのこと。これにより、ホワイトハウスを訪れる観光客は、オバマ氏の肖像画を観覧できなくなった。
同時に、第43代大統領ジョージ・ブッシュ氏の肖像画も移されたと報じられている。
これを受け、オバマ氏と同じ民主党のカリフォルニア州知事、ギャビン・ニューサム氏はXに「小さな人間は、歴史上の巨人から隠れたがる」コメントを残している。
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:香川 晴彦
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