[モスクワ 18日 ロイター] – ロシア石油大手ルクオイルのボルゴグラード製油所が、ドローン(無人機)攻撃を受けて閉鎖されたと、事情に詳しい関係筋が18日、明らかにした。
ウクライナは先週、主にロシア南部と中央部にある主要な製油所や石油貯蔵所を標的にしたドローン攻撃を強化。市場筋によると、ボルゴグラード製油所は13日のドローン攻撃を受け、原油蒸留装置(CDU-5)の運転を停止した。また、翌日14日のドローン攻撃でCDU-1とCDU-6の2基も被害を受けたという。
関係筋によると、ボルゴグラード製油所での石油処理は少なくとも9月中盤までは停止されるという。同製油所の2024年の原油処理量は1370万トンと、ロシア国内製油所の総処理量の5.1%に相当する。
ルクオイルはロイターのコメント要請には応じていない。