(CNN) 米国のドナルド・トランプ大統領は、18日に米ホワイトハウスで行われたウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領や欧州首脳らとの会合の最中に、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と電話で会談した。関係者がCNNに明らかにした。
プーチン大統領との電話の場に、欧州首脳は同席していなかったという。
欧州高官によれば、トランプ大統領はプーチン大統領に電話するため、ゼレンスキー大統領や欧州首脳らとの会合をいったん中断した。このニュースを最初に伝えたドイツ紙ビルトによると、プーチン大統領との電話後に、欧州首脳との会合は再開された。
ロシア大統領補佐官は18日、プーチン大統領とトランプ大統領が電話で会談したことを確認し、「率直かつ非常に建設的な電話会談」だったと評価した。
ユリ・ウシャコフ外交政策担当補佐官によると、トランプ大統領は約40分の電話会談の中で、欧州首脳との会合についてプーチン大統領に伝えた。
プーチン大統領は、ロシアとウクライナの代表団による直接交渉に支持を表明したとウシャコフ氏は説明。ただ、プーチン大統領が2者会談あるいは3者会談に同意したかどうかについては明言を避けた。
プーチン大統領は、アラスカで行われた首脳会談の際のもてなしについてトランプ大統領に改めて謝意を伝えたとウシャコフ氏は述べている。
トランプ氏はこの電話会談後に、プーチン大統領とゼレンスキー大統領の首脳会談に向けた調整を始めると表明した。