福山雅治氏、“下ネタ問題”でフジテレビ調査対象に:過去のラジオ発言とイメージ変遷

8月18日発売の週刊誌『女性セブン』(小学館)により、歌手で俳優の福山雅治氏(56)が、いわゆる“フジテレビ問題”を調査する第三者委員会からヒアリング要請を受けていたことが報じられました。この報道を受け、福山氏の“下ネタ”に関するイメージについて、インターネット上では様々な意見が巻き起こっています。

福山雅治氏、“下ネタ問題”でフジテレビ調査対象に:過去のラジオ発言とイメージ変遷

フジテレビ第三者委員会の調査と福山雅治氏の関与

今回の調査は、元タレントの中居正広氏(53)の女性トラブル騒動を受け、フジテレビおよびフジ・メディア・ホールディングスが実施したものです。今年3月に公表された第三者委員会の報告書では、“類似事案”として、フジテレビの元専務取締役だった大多亮氏(66)が“特定の男性有力番組出演者”と女性アナウンサーらとの会合を開催していたと指摘されていました。『女性セブン』の取材により、この「特定の男性有力番組出演者」が福山氏であったことが明らかになり、福山氏本人も同誌のインタビューで事実関係を認めています。大多氏は福山氏が出演する多くのドラマを手がけたプロデューサーとしても知られています。大多氏が主催した会合に参加した女性社員や女性アナウンサーの中には、福山氏の発言した“下ネタ”に対し、嫌悪感を示したという声も上がっています。

デビュー当時からの“下ネタ”トーク:『オールナイトニッポン』での歴史

福山雅治氏にとって“下ネタ”トークは、デビュー間もない頃からの“定番”でした。特に、1992年1月にニッポン放送『オールナイトニッポン』(ANN)木曜2部のパーソナリティーに就任して以降、その傾向は顕著でした。彼は2015年3月まで『福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル・魂のラジオ』を担当し、長きにわたりリスナーに親しまれました。当時の状況を知る芸能プロダクションの女性社員は、福山氏が「下ネタ満載だった『笑福亭鶴光のオールナイトニッポン』に影響を受けていた」と公言していたことを証言しています。初期のANNでは、女性リスナーと生電話をつなぎ、福山氏がセクハラとも取れる質問をするコーナーがあったほか、水着グラビアや“大人のビデオ”について熱く語る場面も頻繁に見られました。こうした“はっちゃけ”た一面は、彼の持つ爽やかでカッコいいイメージとのギャップを生み出し、特に男性ファンの心をつかむ要因の一つにもなっていました。深夜ラジオで地上波テレビでは見せないアダルトな側面を見せることは、福山氏の魅力の一部でもあったとされています。

イメージ変化と“下ネタ封印”の背景

しかし、福山氏が結婚し、2015年に『オールナイトニッポン』を引退して以降、“下ネタ”発言はほとんど聞かれなくなり、事実上“封印”された状態にあると指摘されています。今回のフジテレビ問題に関する報道は、かつての福山氏のイメージと現在の状況との間で、改めて公衆の注目を集める形となりました。

結論

今回の報道は、福山雅治氏が過去に公の場で披露してきた“下ネタ”トークと、現在の社会におけるハラスメント意識の高まり、そして第三者委員会による調査という背景が複雑に絡み合った問題として浮上しています。彼のこれまでのパブリックイメージと、今回の報道で明らかになった側面との間で、様々な議論が今後も続くことが予想されます。


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