辻希美・杉浦太陽夫妻が第5子に「夢空(ゆめあ)」と命名したことを契機に、今、インターネット上では「キラキラネーム」を巡る論争が再燃しています。そんな中、新たにこの議論の的となっているのが、元モーニング娘。でタレントの藤本美貴さんです。
テレビ番組での驚きの告白:藤本美貴の長女の名前「羽沙(つばさ)」
この話題が浮上したのは、2023年8月18日放送のバラエティ番組『しゃべくり007』に藤本美貴さんがゲスト出演した際のことです。番組では、藤本さんの生い立ちやキャリアを振り返るコーナーで、彼女のプロフィールが記載された「しおり」がめくられていきました。2012年に誕生した長男・虎之助くんの子育て話に続き、2015年に生まれた長女のページに差し掛かると、そこには「長女 羽沙ちゃん誕生」と記されていました。
MCのくりぃむしちゅー上田晋也さんが「名前、何て読むの?」と尋ねると、藤本さんは迷いなく「『つばさ』です」と答えました。この読み方に対し、共演者の有田哲平さんは「これで『つばさ』!?」と驚きを隠せず、スタジオや観覧席からもどよめきが広がりました。藤本さんの子どもの名前が、まさかの当て字、いわゆる「キラキラネーム」であったことに、視聴者からは大きな反響が寄せられました。
意外な“ネーミングセンス”:辻希美との共通点
インターネット上では、《お子さんの名前がキラキラネームとは、非常に意外》《ミキティってキラキラネームを嫌ってそうでしたので驚きですね》といったコメントが多数見受けられました。これは、藤本美貴さんに対して「キラキラネームに否定的なイメージを持っていた」ユーザーが多かったことを示しています。実際に、長男・虎之助くんの名前を夫の庄司智春さんが名付けたことを報告したブログでは、「最近はハイセンスな名前の子が多いけどわが家は懐かしの和な感じが良いよね」と綴っており、伝統的な和風の名前を好む印象を与えていました。
藤本美貴が長女「羽沙(つばさ)」の名前について語る様子。キラキラネーム論争の渦中にある人気タレント。
そのため、今回の「羽沙(つばさ)」という名前が、辻希美さんの「夢空(ゆめあ)」と同様に個性的な「キラキラネーム」に属することに対し、一部からは「辻希美と同じネーミングセンス」と指摘する声も上がっています。
「虎に翼」に由来する命名の真意
では、長女に「つばさ」と命名した経緯はどのようなものだったのでしょうか。藤本さんによると、長女の名前は中国のことわざ「虎に翼」からヒントを得たそうです。このことわざは、昨年のNHK連続テレビ小説のタイトルにもなったことで知られていますが、「強さの上にさらに力が加わる」という意味を持っています。藤本さんは、兄妹が揃って“怖いものなし”になってほしいという願いを込めて、長男の「虎之助」くんに続く形で、長女の名前を「つばさ」にしたとのことです。
漢字の選択についても、藤本さんのブログで詳しく説明されています。「つばさ」を表す漢字を熟考した結果、「羽(はね)」に「厳選された砂」という意味を持つ「沙(すな)」を組み合わせ、「羽沙」としたと綴られています。その上で、「当て字になるからキラキラかな でも一生懸命考えて最高の名前をプレゼント出来ました」と、自身でも「当て字」であり、もしかしたら「キラキラネーム」と見なされるかもしれないという認識を持ちつつも、精一杯考え抜いた名前であることを強調しています。
辻・杉浦夫妻の子どもたちにも引けを取らない個性的な名前をつけたことを、藤本さん自身も自覚しているようです。SNS上には「なんでみんなキラキラをつけちゃうんだろう」という指摘も寄せられていますが、藤本さんならば、YouTubeでユーザーの悩みを一刀両断する際に発する彼女の口癖――「どうだっていいじゃん!」という言葉が、今にも聞こえてきそうに感じられます。
参考文献
- 週刊女性PRIME
- Yahoo!ニュース (https://news.yahoo.co.jp/articles/cae64d6667adf22f0396ec999ded5aa6f7656997)