日本テレビ系で好評放送中の水曜ドラマ『ちはやふる-めぐり-』において、第8話に真島太一役の野村周平が登場することが発表され、ファンからの大きな期待を集めています。先週放送された第7話では、映画シリーズから10年を経て名人となった綿谷新役の新田真剣佑が既に登場し、その存在感で視聴者を魅了しました。ドラマはここから最終章に突入し、オリジナル映画キャストが続々と出演することで、物語はさらに盛り上がりを見せています。
當真あみ主演のドラマ『ちはやふる-めぐり-』主要キャラクター集合ビジュアル。競技かるたを巡る青春群像劇の期待感を表現。
ドラマ『ちはやふる-めぐり-』:新世代の物語と原作・映画シリーズの深遠な影響
本作の原作は、2007年から2022年まで講談社『BE・LOVE』で連載され、シリーズ累計発行部数2900万部を突破した末次由紀による人気コミック『ちはやふる』です。2016年から2018年にかけて映画化された『ちはやふる-上の句・下の句・結び-』は、広瀬すず演じる主人公・綾瀬千早が瑞沢高校で競技かるた部を設立し、全国大会優勝を目指して成長する姿を描き、シリーズ累計興行収入45億円を突破する大ヒットを記録しました。
映画シリーズのメインスタッフが参加しつつもキャストを一新したドラマ版の舞台は、映画から10年後の世界。主人公の藍沢めぐる役は、連続ドラマ初主演となる當真あみが務めます。映画シリーズから引き続き、梅園高校の非常勤講師でかるた部顧問の大江奏を上白石萌音が演じ、新旧の橋渡し役を担っています。
第7話の感動:綿谷新(新田真剣佑)のエールと役者としての「原点」
8月20日に放送された第7話では、藍沢めぐる(當真あみ)と瑞沢の月浦凪(原菜乃華)の過去が明らかになりました。幼なじみだった二人が、小学生の時に綾瀬千早(広瀬すず)に誘われ、競技かるた教室に行く約束をしていたものの、めぐるが受験失敗を理由に逃げ出してしまった過去が描かれました。
ついに全国大会東京都予選の日が訪れ、開会式には名人となった綿谷新(新田真剣佑)が登場。自身も高校最後の年に派手に負けた経験を語り、「過去の選択はやり直せないけど、それを正解にしていくことなら今からでもできます。今日は存分に力を発揮して、正解にしていってください」と選手たちに熱いエールを送りました。
新田真剣佑は、映画シリーズから10年を経て名人となった綿谷新を演じるにあたり、「久しぶりに帰ってきたんだなと思いながら撮影してました」とコメント。かるたの動作は体が覚えていたそうで、「10年経っても、やっぱりかるたは体に染みついていたので、ブランクを感じなかったです。自分の素振りとか、札をとっている瞬間とか、音の聞こえてくる速さとか」と、その役への深い繋がりを語っています。さらに、『ちはやふる』という作品について尋ねられると「原点でしかない」と断言し、「『ちはやふる』がなかったら今の僕はいないというくらい。名前もいただきましたし。とても大きな存在です。この作品は」と、自身の俳優としての原点であることを明かしました。新田は、映画『ちはやふる』への出演をきっかけに、役名の「綿谷新」から一字をもらい、2017年に「新田真剣佑」へ改名したことでも知られています。
真島太一(野村周平)遂に参戦!プロデューサーが語る「10年ぶりの邂逅」
本作のプロデューサーである榊原真由子氏は、綿谷新の登場シーンについて「開会宣言をする新を見て涙を流すエキストラ参加していただいた方々もいて、その存在感に圧倒されました」と撮影現場の様子を語っています。そして、「来週放送の8話では野村周平さん演じる真島太一がついに登場します!」と、ファン待望の瞬間を予告しました。かけがえのない友人であり、恋もかるたもライバルだった太一と新。その二人の10年ぶりの再会がどのように描かれるのか、大きな注目が集まります。
8月27日22時から放送される第8話では、野村周平が瑞沢OB・真島太一役で登場。ドラマは最終章へと突入し、めぐるが所属する梅園高校とかるた強豪校の瑞沢高校との対戦が描かれることになります。
プロデューサー・榊原真由子氏からのメッセージ
「本日放送した7話で、新田真剣佑さん演じる綿谷新がちはやふるに帰ってきてくれました! 開会宣言をする新を見て涙を流すエキストラ参加していただいた方々もいて、その存在感に圧倒されました。
そして来週放送の8話では野村周平さん演じる真島太一がついに登場します! かけがえのない友人であり、恋もかるたもライバルだった太一と新。その2人の10年ぶりの邂逅の形を模索し続けました。
8話の2人の登場シーンを見たら、皆さんもきっと胸が熱くなると思います。
喜んでちはやふるの世界に帰ってきてくださった野村さんと真剣佑さんに心から感謝しております。 お2人の、一切のブランクを感じないかるたにもご注目ください。
ここから最終章、映画キャストも続々登場して1秒も見逃せない展開が続きます。ぜひ、楽しんでご覧いただけたら嬉しいです。」
結びに
ドラマ『ちはやふる-めぐり-』は、新田真剣佑演じる綿谷新の登場に続き、野村周平演じる真島太一という重要なキャラクターの参戦により、いよいよクライマックスを迎えます。原作や映画版から続く「ちはやふる」の世界観を尊重しつつ、新たなキャストと物語で展開される本作は、新旧ファン双方を熱狂させています。豪華キャストの共演が織りなす感動の最終章、梅園と瑞沢の熱戦、そして太一と新の10年ぶりの再会を、ぜひお見逃しなく。
参考文献
- リアルサウンド編集部. 「野村周平、『ちはやふる-めぐり-』第8話に登場 新田真剣佑「ちはやふるがなかったら今の僕はいない」」. Yahoo!ニュース, 2025年8月20日. https://news.yahoo.co.jp/articles/9ac59cf96ed1d084fc3b6f63312bf9ce4a8f44c4