英総選挙 保守党が368議席獲得か 過半数の勢い 早期のEU離脱追い風に

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投票所を出るジョンソン英首相=12日(ロイター)

投票所を出るジョンソン英首相=12日(ロイター)

 【ロンドン=板東和正】英国の欧州連合(EU)離脱が主な争点となった英下院(定数650)総選挙は12日午後10時(日本時間13日午前7時)に投票が締め切られ、開票された。英BBC放送の出口調査に基づく獲得議席予測は、早期離脱を訴えるジョンソン首相の与党・保守党が第1党を維持し、過半数を獲得する勢い。保守党が下院で過半数の勢力を獲得できれば、同党が公約に掲げた早期離脱に向けて前進することになりそうだ。

 BBCによると、保守党の議席予測は368議席で、改選前の298から大幅に増やし過半数(326)を上回った。最大野党・労働党は191議席と改選前から52議席減らす見通し。地域政党「スコットランド民族党(SNP)」は55議席、野党「自由民主党」は13議席となった。

 開票結果の大勢は13日朝(日本時間同日午後)に判明する見通し。

 選挙戦で保守党は、来年1月末の離脱を目指し、EUと合意した離脱協定案の関連法案審議を12月中に再開すると公約した。一方、労働党は離脱の是非を国民投票で改めて問うと訴え、離脱方針に懐疑的な層の取り込みを図った。SNPや自民党はEU残留を主張していた。

 労働党は、国民投票の他に英国の国民保健サービス(NHS)の予算拡充などを打ち出し、政党支持率で保守党を追い上げていたが、BBCの出口調査では議席数が伸びず、苦戦している。

 メイ前政権下の2017年に行われた前回の総選挙では、保守党は単独過半数を獲得できず、北アイルランド民主統一党(DUP)の閣外協力で政権を維持した。だが、強硬離脱を掲げるDUPは、アイルランドの国境管理問題でメイ前首相の協定案に反発。メイ氏は協定案可決に3度も失敗した。今年3月末としていた当初の離脱期限は結局、来年1月末まで延期される事態に陥っていた。

 ジョンソン氏は今回、下院の過半数の議席を獲得して離脱問題を前進させるため、総選挙に踏み切った。

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