「X JAPAN」のリーダー、YOSHIKIが8月23日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、人気アニメ「ダンダダン」製作委員会からの謝罪声明に対し、感謝の意を表明しました。この一連の騒動は、アニメ内でX JAPANを彷彿とさせる描写があったことが発端でしたが、両者の間で和解が成立し、今後は意外な展開も期待されています。
発端:『ダンダダン』第18話でのバンド描写とYOSHIKIの反応
事の発端は、TVアニメ「ダンダダン」第18話で「HAYASii」と名乗るビジュアル系メタルバンドが登場し、ロックナンバー「Hunting Soul」を歌唱した場面でした。このバンドの姿やパフォーマンスが、「X JAPAN」を強く連想させるとネット上で大きな話題を呼びました。しかし、YOSHIKI自身は当初、この描写について「えー?この件何も知らないんだけど」と投稿し、状況を把握していなかったことを明かしていました。その後、8月18日には「今回の件、全て関係者に任せます」と、この問題への対応を関係者に委ねる姿勢を示していました。
YOSHIKI、アニメ『ダンダダン』の謝罪を受け前向きな姿勢
『ダンダダン』製作委員会の謝罪と経緯説明
YOSHIKIの反応を受け、「ダンダダン」製作委員会は8月22日、公式SNSを通じて声明を発表しました。「今回、YOSHIKI様及びX JAPAN様に対して、事前のご説明に思いが至らなかったことで、ご心配をおかけしてしまったことは本意ではなく、心からお詫び申し上げます」と、YOSHIKIとX JAPANへの事前説明が不足していたことを謝罪しました。また、権利関係についても「関係各所と建設的に協議を進めております」と説明し、問題解決に向けた具体的な対応を進めていることを明らかにしました。
YOSHIKIが示した前向きな和解と未来への展望
製作委員会からの誠実な謝罪を受けて、YOSHIKIはこの日、「ダンダダン製作委員会の誠実な対応に、心から感謝します」とコメント。当初の驚きを認めつつも、「皆さんの声に感謝しています」と、この件を巡って心配し、声を上げたファンへの感謝を述べました。さらに、プロデューサーとの「ポジティブな会話」があったことに触れ、「コラボの可能性も含め、素晴らしい未来をファンの皆さんと築いていける気がしています!」と語り、単なる和解に留まらず、将来的な協業の可能性まで示唆しました。この前向きな姿勢は、多くのファンに驚きと喜びを与え、今後の展開に大きな期待を持たせています。
この一件は、クリエイティブな表現と著作権、そしてファンとのコミュニケーションの重要性を改めて浮き彫りにしました。YOSHIKIと「ダンダダン」の間に芽生えた新たな関係は、アニメと音楽業界における新たなコラボレーションの形を生み出すかもしれません。
参考文献:
- Yahoo!ニュース(スポニチアネックス)記事