[24日 ロイター] – ウクライナのドローン(無人機)攻撃により、ロシア西部クルスク州にあるクルスク原子力発電所で一時火災が発生したと、原発の広報が24日に明らかにした。補助変圧器が損傷し、発電所の稼働能力が一部低下したという。
メッセージアプリのテレグラムに投稿された声明で、「ウクライナ軍所属の戦闘用無人航空機(UAV)がクルスク原発付近で防空システムによって撃墜され、その衝撃でドローンが爆発し、補助変圧器が損傷した」と説明した。
また、負傷者はいなかったが、原発3号機の稼働率が50%に低下したという。発生した火災は鎮火した。
原発と周辺地域の放射線レベルは基準値を超えていないという。
ウクライナからのコメントは出ていない。ウクライナは、ロシア国内への攻撃はウクライナに対するロシアの継続的な攻撃への対応だとし、ロシアの軍事行動全般に重要と見なされるインフラの破壊が目的だとしている。
ロイターはこの報道を独自に確認できなかった。