23日に放送されたフジテレビ系「さんまのお笑い向上委員会」で、MCを務める明石家さんまが人気お笑い芸人ヤジマリー。に対し、普段見せない真顔で「ガチ説教」ともとれる厳しいダメだしをする一幕があり、スタジオを騒然とさせました。バラエティー番組ならではの緊迫感と笑いが入り混じった展開に、視聴者からも大きな反響が寄せられています。
「M-1王者」トレンディエンジェルと弟子ヤジマリー。の共演
この日の「さんまのお笑い向上委員会」には、2015年に「M-1グランプリ」を制覇したお笑いコンビ・トレンディエンジェルの斎藤司とたかしが「向上芸人」として登場。さらに、斎藤の「弟子」と公言するヤジマリー。も出演し、師弟でのコラボレーション芸を要求する場面がありました。ヤジマリー。はトレンディエンジェルとの即興リズムネタを披露するため、彼らがネタをしている最中にフレームインするスタイルでパフォーマンスを始めました。
さんま、ヤジマリー。のタイミングに「マジギレ」寸前
ヤジマリー。がコラボ芸としてトレンディエンジェルのネタに「フレームイン」した際、そのタイミングの早さに明石家さんまはすぐに気づきました。一度は「入ってくるのが早いで?」と優しく注意を促しましたが、直後のリズムネタでもヤジマリー。は再び同じミスを繰り返してしまいます。これに対し、さんまは表情を一変させ、真顔で「早いねん!早いねん!何べん言うたら分かんねん?ホンマに怒るぞ?」と、普段の冗談めかした口調とは異なる、強い口調でダメだしをしました。この突然の「ガチ説教」に、スタジオの空気は一瞬にして張り詰めます。
「さんまのお笑い向上委員会」でヤジマリー。にタイミングを注意する明石家さんまの真剣な表情。
凍り付くヤジマリー。と救いの声
さんまの真剣な表情と厳しい言葉に、ヤジマリー。は顔面蒼白となり、小声で「こわい、こわい…」と漏らしました。その尋常ではない様子に、共演していた他の芸人たちは爆笑しながらも「本当には怒らないで!バラエティーです!」と、すかさずさんまにツッコミを入れ、緊張感あふれる状況を和らげようと努めました。この救いの声を受け、さんまもいつもの明るい笑顔に戻り爆笑。一連のやり取りは、バラエティー番組における演者同士の絶妙な掛け合いと、さんまのプロ意識の高さが垣間見える瞬間となりました。
今回の放送は、明石家さんまのエンターテイナーとしての厳しさと温かさ、そしてヤジマリー。をはじめとする若手芸人との化学反応が凝縮された内容となりました。「さんまのお笑い向上委員会」は、これからもお笑いの奥深さと現場のリアルを伝え続けていくことでしょう。