世界最年少の女性首相 フィンランドのマリーン氏、欧州外交デビュー 女性連立政権率いる





欧州連合(EU)首脳会議で各国首脳と話すフィンランドのマリーン首相(左から2番目)=12日、ベルギー・ブリュッセル(ロイター)

 【ブリュッセル=三井美奈】12、13日の欧州連合(EU)首脳会議では、現職で世界最年少首相として10日に就任したフィンランドのサンナ・マリーン首相(34)がEU議長国の首脳として出席し、欧州外交にデビューした。

 マリーン氏は12日、黒いスーツ姿で会場入り。記者団に温暖化対策への意気込みを語り、「子供たちの将来がかかっている」と訴えた。同氏の社会民主党と連立を組む4党はいずれも女性党首で、「女性5人が率いる政府で、私は首相としてリードします。連立政権の方針に大きな変化はない」と述べた。5人のうち同氏を含め4人が30代、1人は50代という布陣だ。

 マリーン氏は地方議員から4年前、国会議員に転身。今年6月に運輸・通信相となり、ストの混乱で辞任したリンネ前首相の後任に選ばれた。両親は幼少時に離婚。母親と同性パートナーに育てられた。現在は、実業家の夫との間に1歳の娘がいる。女性首相はフィンランドで3人目。



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