松本潤主演『19番目のカルテ』視聴率低迷、強敵「24時間テレビ」に暗雲

松本潤主演のドラマ『19番目のカルテ』(TBS系)が、最新話で2週連続となる9%台の視聴率を記録し、苦戦を強いられています。医療における新たな領域「総合診療科」をテーマにしたヒューマン医療エンターテインメントとして注目を集めていますが、その今後の行方には、強力なライバル番組「24時間テレビ」が大きく立ちはだかる見込みです。

ドラマ『19番目のカルテ』の視聴率推移と苦戦

8月24日に放送された『19番目のカルテ』第6話の世帯平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は9.6%で、第5話と同率でした。初回と第2話では11%台を記録したものの、第3話・第4話は10%台に下降し、そして第5話・第6話でついに9%台へと推移しており、平均視聴率は10.4%となっています。

TBSの「日曜劇場」は、日本の民放ドラマにおける最高峰と称される枠であり、2023年以降で平均視聴率が10%を割ったのは、『Get Ready!』(2023年1月期、9.4%)、『下剋上球児』(2023年10月期、9.6%)、『海に眠るダイヤモンド』(2024年10月期、8.3%)のみです。『19番目のカルテ』としては、何としても10%台を維持したい状況にあると見られます。

立ちはだかる「24時間テレビ」と後輩番組の壁

ドラマの視聴率回復を阻む大きな壁として浮上しているのが、日本テレビ系の『24時間テレビ』です。8月30日~31日に放送される同番組では、SUPER EIGHTの横山裕さんがマラソンに挑戦します。

その『24時間テレビ』の直後、21時から放送されるSixTONESの冠番組『ゴールデンストーンズ』は、両国国技館からの生中継で、マラソンを走り終えた横山さんらの様子も伝える予定です。この『ゴールデンストーンズ』が『19番目のカルテ』の裏番組となり、松本さんの視聴率は大きな影響を受けることが予想されます。皮肉にも、同じ事務所の後輩が松本さんの視聴率を奪う形となるでしょう。

TBS系ドラマ『19番目のカルテ』で初の医師役に挑戦する松本潤TBS系ドラマ『19番目のカルテ』で初の医師役に挑戦する松本潤

毎年「マンネリ」との声も聞かれる『24時間テレビ』ですが、2024年にはタレントのやす子さんが国技館にゴールした直後の20時45分に瞬間最高視聴率25.4%を記録しました。その直後に放送された『行列のできる相談所』も12.9%と高い視聴率を記録しており、今回も同様に高い視聴率が期待されます。

現在10%割れ目前の『19番目のカルテ』が、このような強力なライバル番組を前に、果たして巻き返しを図ることができるのか、今後の展開に注目が集まっています。

参考文献:

  • Yahoo!ニュース
  • Smart-FLASH