【AFP=時事】ロシア大統領府は27日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の会談には「十分な準備」が必要との考えを示した。両大統領による直接会談の可能性について、改めて慎重な姿勢を示した形だ。
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ドミトリー・ペスコフ報道官は記者会見で「あらゆる高官レベルでの接触は十分に準備されなければならない。会談を意味のあるものとするためには必要だ」と述べた。
ペスコフ氏はまた、ロシアとウクライナの交渉団責任者同士で「連絡を取り合っている」としたが、今後の協議の日程はまだ決まっていないと説明した。
一方、紛争終結に向けた合意の一環としてウクライナに欧州部隊が駐留する可能性について質問されると、「そのような議論は否定的に見ている」と述べ、反対の姿勢を示した。ペスコフ氏はまた、2022年2月に軍事作戦を開始した理由の一つは、北大西洋条約機構(NATO)がウクライナに軍事的プレゼンスを持つことを防ぐためだと説明した。【翻訳編集】 AFPBB News