ひろゆき氏、私立大学の入学金二重払い問題に「諦めればいい」と持論を展開

実業家のひろゆき氏が、日本の私立大学における入学金の二重払い問題に対し、「(払えない人は)あきらめればいい」という持論を述べ、波紋を広げています。この発言は、全国的に議論が高まる大学入学金返還の動きに一石を投じる形となりました。

私立大学の入学金辞退を巡る問題では、大阪府が今年8月に国に対して負担解消を要望。これを受け、文部科学省も全国の大学に対し、受験生の負担軽減を求める事態となっています。多くの受験生が滑り止めとして複数の大学に出願し、合格した第一志望以外の大学に支払った入学金が返還されない現状が、経済的な負担として指摘されていました。

実業家ひろゆき氏が私立大学入学金問題について語る様子実業家ひろゆき氏が私立大学入学金問題について語る様子

ひろゆき氏は8月27日に出演した「ABEMA Prime」でこの問題に言及。もし大学が入学金を返還した場合、その分入学後の授業料が高くなる可能性を懸念し、「大学の授業料は安ければ安いほどいい」との見解を示しました。彼は、入学金の仕組みが、裕福な家庭からの寄付のような役割を果たし、結果的に全ての学生の授業料を安く保つことに繋がると考えているようです。

さらにひろゆき氏は、「『入学金払います、金持ちです』という人はいくらでも払っていただいて、貧乏な人は『1本ここでいきます』っていうので、授業料は安いほうがいいので金持ちはバンバン払えばいいと思います」と発言。そして、入学金が払えない受験生に対しては、「入学金払えないならなんで受けているの?あきらめればいいんだと思います。勉強して合格率を高くするか、あきらめるか」と、経済状況に応じた選択の必要性を強調しました。この発言は、学費を巡る教育格差の問題に直結するとして、SNSなどでも賛否両論を呼んでいます。

参考文献