2024年8月22日、皇居にてアフリカ開発会議のため来日したアフリカ各国の首脳夫妻らを招いたお茶会が開催されました。このお茶会には、主催された天皇、皇后両陛下に加え、敬宮愛子さまもご出席され、笑顔で客人をもてなされました。成年皇族として公務に本格的に臨まれて約1年半が経過し、愛子さまは国際的な場でも臆することなく会話を交わされるなど、そのご活動の幅を広げられています。
敬宮愛子さまがかりゆしウェアを着用して公務に臨まれる姿(6月5日)
成年皇族としての公務、活動の幅を広げる愛子さま
愛子さまのご公務における存在感は日々高まっています。皇室ジャーナリストによると、外国の要人との懇談でも臆することなく会話を交わされ、初々しさの中にも安定感が増している印象とのことです。単独での地方公務や被災地へのお見舞い、様々な式典への出席など、そのご活動は多岐にわたり、国民の期待に応えられています。このような状況の中、9月には両陛下に同行し、長崎県をご訪問されることが決定いたしました。
長崎ご訪問の具体的な日程と平和への願い
ご一家は9月12日から13日まで長崎市に滞在され、戦後80年および被爆80年にあたるこの時期に、戦没者の追悼をされます。市内で「平和公園」の爆心地を示す石碑に供花されるほか、被爆者が入居する老人ホーム「恵の丘長崎原爆ホーム」を訪れ、入居者と直接懇談される予定です。愛子さまは13日にお帰りになりますが、両陛下はその後、佐世保市へご移動され、14日に同市で開催される「国民文化祭」にご臨席されることになっています。
広島での経験が育んだ、愛子さまの「平和への思い」
多忙を極める9月のご予定の中、愛子さまの長崎県ご同行が決定した背景には、ご自身の強いお気持ちがあったとされています。テレビ東京系『皇室の窓』の放送作家であるつげのり子氏によると、愛子さまは学習院女子中等科3年生の時に修学旅行で広島県を訪れ、その経験を元に「世界の平和を願って」と題した作文を執筆されました。この作文には、「平和とは何か」を考える原点が広島にあったと綴られており、原爆の歴史に心を痛めつつも、平和の尊さを深く実感されたことが伝わってきます。この貴重な経験から、もう一つの被爆地である長崎県を「いつか必ず訪れたい」という強い思いを抱かれており、今回それが実現した形となります。9月は愛子さまがお勤めの日本赤十字社・青少年ボランティア課にとっても、夏休み中の大学生ボランティア活動で繁忙期にあたりますが、そのような状況下でのご訪問は、愛子さまの平和への深い関心の表れと言えるでしょう。
敬宮愛子さまの長崎ご訪問は、単なる公務に留まらず、ご自身の平和への真摯な思いが込められた、大変意義深いものとなります。被爆地での慰霊と交流を通じて、平和の尊さを改めて国内外に示されることでしょう。