2025年、飲食料品値上げ2万品目超に 2年ぶり高水準、家計負担増か

帝国データバンクは29日、2025年に値上げが実施済み、または今後予定されている飲食料品が合計2万34品目に達したと発表しました。これにより、値上げ品目数が2万品目を超えるのは2年ぶりとなり、すでに2024年の実績(1万2520品目)の約1.6倍という大幅な規模に拡大しています。

2万品目突破の内訳:主要品目とメーカー動向

今回の集計は国内の食品メーカー195社の動向に基づいています。分野別に見ると、たれやドレッシングといった「調味料」が6148品目で最も多く、消費者の食卓に広く影響を及ぼすことが予想されます。次いで「酒類・飲料」が4801品目、冷凍食品などの「加工食品」も4532品目で値上げが目立ち、幅広い商品カテゴリーで価格改定が進んでいる状況が浮き彫りになりました。

スーパーの棚に並ぶ、価格改定された様々な飲食料品スーパーの棚に並ぶ、価格改定された様々な飲食料品

値上げの背景:原材料高、物流費、エネルギーコストが重荷

飲食料品の値上げを牽引する主な要因としては、「原材料高」が97.3%と圧倒的に多く、依然として企業経営を圧迫していることが示されました。これに加えて、「物流費」が80.3%、「エネルギー」コストが65.5%と続き、サプライチェーン全体のコスト上昇が、最終的に製品価格に転嫁されている実態が伺えます。これらの複合的な要因が、多くの品目で値上げを避けられない状況を作り出しています。

今後の見通し:2022年の「値上げラッシュ」再来か

今後の値上げ予定としては、9月に1422品目、10月には2989品目が控えており、秋以降も価格上昇の波が続く見通しです。このペースが続けば、年間の飲食料品値上げ品目数は、本格的な値上げラッシュが起きた2022年(2万5768品目)の水準に匹敵する可能性があり、家計への負担が一段と増加することが懸念されます。

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