合流積極派と慎重派の意見交錯　国民民主、地方組織集め会合

　国民民主党は１５日、地方組織の幹部らを集めた会合を党本部で開き、立憲民主党が提案した政党合流について意見を聞いた。会合後、玉木雄一郎代表は記者団に「（協議を）進めることに異論はなかったが、中身に心配や懸念が出た。それを踏まえて協議に臨みたい」と述べ、近く立民の枝野幸男代表に協議入りを正式に伝える考えを示した。

　出席者らによると、早急な合流を求める意見と、慎重に交渉を進めるべきだとの両論が交錯し、地域事情によって温度差があった。玉木氏が示した「衆参一体」など３条件の堅持を求める意見も強かった。