自民・森山幹事長が辞意 与野党調整で石破政権支え 政権運営に影響


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 森山氏は2024年衆院選の大敗により少数与党に転落した中で、国対委員長経験者として野党側とのパイプを生かして与野党間の調整役となり石破政権を支えてきた中心的な人物だ。党内では森山氏が辞任すれば政権運営が行き詰まるとの見方が強い。森山氏は会見で、首相が結論を出すまでの対応について「次の人が決まるまでは前任者が(務める)のが党のルールだ。人事権者を越えることはできない」と語った。

 森山氏は衆院鹿児島4区選出で、当選回数は衆院8回、参院1回。石破首相が党総裁となった24年9月に党務をつかさどる幹事長に就任した。

 24年10月の衆院選で自民が大敗した際は続投したものの、25年7月の参院選でも与党は議席を大きく減らし、衆参ともに与党が過半数を割った。森山氏は7月28日の両院議員懇談会で参院選の総括がまとまった段階で「幹事長としての自らの責任は明らかにしたい」とし、辞任する意向を示唆していた。【東久保逸夫】



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