斎藤佑樹氏が明かす、”ハンカチ王子”時代の大学進学理由

元プロ野球日本ハムの投手、斎藤佑樹氏(37)が3日、フジテレビの情報番組「ぽかぽか」に生出演し、自身の進路選択について語りました。2006年夏の甲子園で早稲田実業のエースとして優勝し、“ハンカチ王子”として全国的な注目を集めた斎藤氏。高校卒業後、プロ野球への道を歩まず早稲田大学へ進学した彼の決断の裏には、二つの重要な理由があったことを明かしました。

斎藤佑樹氏がフジテレビ「ぽかぽか」に生出演、大学進学の決断について語る斎藤佑樹氏がフジテレビ「ぽかぽか」に生出演、大学進学の決断について語る

大学進学、その二つの決定打

斎藤氏が語った大学進学の理由は以下の二点です。

1. 客観的な自己評価とライバルたちの存在

一つ目の理由として、斎藤氏は「ハンカチ王子と言われる前は、斎藤佑樹の評価はそんなに高くなかった」と当時を回想しました。同世代には現在もプロ野球界で活躍する前田健太投手、田中将大投手、坂本勇人選手といった「Aランク」と称される選手たちがおり、自身は「BランクとかCランクだった」と謙虚に評価していたと言います。そのため、「ハンカチフィーバーでプロに行っても(活躍)できないだろうなと思った」ことが、早期プロ入りの道を断念した大きな要因となりました。

2. 早慶戦での感動体験と憧れの存在

もう一つの理由は、中学3年生の時に大学野球の伝統ある早慶戦を観戦した経験でした。当時、鳥谷敬氏や青木宣親氏といった名選手が躍動する姿を目の当たりにし、「カッコイイと思って大学進学を選びました」と告白しました。この時の感動と、大学野球で活躍する選手たちへの憧れが、彼の進路決定を強く後押ししたと語られています。このエピソードに対し、野球ファンとして知られるタレントの磯山さやかさんも「あの世代はカッコ良かったですよね~」と深く共感を示しました。

まとめ

斎藤佑樹氏が高校卒業後にプロ入りせず大学進学を選んだのは、自身の客観的な能力評価に加え、早慶戦で見た憧れの選手たちの姿が大きな影響を与えたためでした。当時の過熱した「ハンカチフィーバー」の中で、冷静に将来を見据えた彼の決断は、多くの若手アスリートにとって示唆に富むものでしょう。


参考文献: