武田真治、生放送で「暴走」?『ぽかぽか』スタジオを混乱させたマイペースな言動の波紋

俳優・武田真治が、9月2日放送のフジテレビ系情報バラエティ番組『ぽかぽか』に出演した際、そのあまりにマイペースな言動がスタジオの空気を混乱させ、視聴者の間で大きな話題を呼んでいます。52歳を迎えながらも「筋肉俳優」として人気を博す彼の発言は、SNS上でも賛否両論を巻き起こしています。

演出家・宮本亞門との共演、サックスから始まった「武田節」

この日、武田真治は演出家・宮本亞門氏と共にゲストとして登場。二人は2007年のミュージカル『スウィーニー・トッド』での共演をきっかけに親交があるとのこと。番組冒頭から得意のサックスを抱えて現れた武田は、着席後も楽器を手放さず、亞門氏から「置いたほうがいいですよ」と優しく促される場面がありました。これは、その後の「武田節」の序章に過ぎませんでした。

ゲストから番組へ、そして共演者への「まさかの攻撃」

『スウィーニー・トッド』の稽古秘話などを振り返る中で、武田は突然、「この番組って、もうちょっと仲いい人たちが……」と、共演者である亞門氏との組み合わせに対し、今さらながら番組側に疑問を呈するような発言をしました。さらに、亞門氏がかつて『世界・ふしぎ発見!』(TBS系)に出演した際に、わけの分からない解答をして後悔したと明かすと、武田はすかさず「クイズより自分は上だということをおっしゃいました?」と、やや挑発的な言葉で亞門氏を“いじる”一幕も見られました。

MC陣も困惑!ハライチ岩井、なえなのへの容赦ない「公開ダメ出し」

武田の「暴走」はこれだけにとどまりません。MC陣にも矛先が向けられました。ハライチの岩井勇気さんがクイズが苦手で、知識がないことを明かすと、武田は「岩井さんは、物を知らない自分を晒すプライドが邪魔している」と容赦なく切り込みました。無知であることを素直に認められないプライドが邪魔をしている、というのが彼の意図だったのでしょう。これには岩井さんも思わず「俺の何を知ってるんだ!」と、笑いながらも声を荒げる事態に。

武田真治が『ぽかぽか』にサックスを携え出演し、マイペースな言動でスタジオを混乱させた様子武田真治が『ぽかぽか』にサックスを携え出演し、マイペースな言動でスタジオを混乱させた様子

さらに、夏休み中の神田愛花アナウンサーに代わって代理MCを務めていたなえなのさんのトークが尻すぼみになると、武田はゲストの立場でありながら、他のレギュラー陣に対し「そういうとき、君たちが助けるんじゃないの!?」と「公開ダメ出し」をするなど、終始スタジオの空気を読まない発言を連発しました。

唐突な自己紹介と視聴者の「ドン引き」の声

これらの発言の直後、スタジオのモニターに表示された時刻が12時18分であるのを見るや、武田は「今12時18分で、僕12月18日生まれなんですよね!」と、脈絡のない自己紹介を始めました。これにはスタジオ全体から「なんなんだよ!」「ぽかぽか2度と呼びません!」といったツッコミが飛び交い、盛り上がりながらも呆れ声が上がっていました。

番組放送中、X(旧Twitter)上では武田の自由すぎる言動に対し、困惑や否定的な意見が多数投稿されました。

  • 「武田真治さんちょっと黙っててほしいわ。せめて自分の番じゃないときぐらい黙って人の話聞いて」
  • 「ぽかぽか見てるけど、武田真治ヤバいな…邪魔しかしてない」
  • 「武田真治さんやばいな。番組クラッシャーみたいじゃん。全然笑えない…」
    など、彼の「悪目立ち」ぶりに「ドン引き」したという視聴者も少なくなかったようです。

再ブレイク後の「積極キャラ」が裏目に?芸能界の分析

ある芸能プロ関係者は今回の件について、「武田さんはかつて『めちゃ2イケてるッ!』にレギュラー出演していましたが、番組終了後しばらくは露出が激減していました。しかし、NHKの『筋肉体操』での再ブレイクをきっかけに、それまでの寡黙なイメージから、自分を前面に出して積極的に話す“覚醒キャラ”として新境地を開きました。ただ今回はそれが裏目に出たようです」と分析しています。

今回の『ぽかぽか』での出演が、バラエティ番組として「美味しかった」のか、それとも単なる波乱として記憶されるのかは、今後の彼へのオファーや世間の反応によって評価が分かれることでしょう。自由奔放な彼のキャラクターが、今後どのような影響を及ぼすのか注目されます。


参考文献: