観光名所のケーブルカーが脱線、ビルに衝突し15人死亡 ポルトガル


【画像】事故以前のケーブルカー。多くの客を乗せ坂道を走っている

 地元テレビ局SICによると、事故は現地時間午後6時ごろに発生。車両は約40人乗りで、事故当時は多数の乗客が乗っていた。被害者の中に外国人と見られる名前も複数含まれているという。

 同局は目撃者の話として、「ものすごい速さでケーブルカーが斜面を下り、ビルにぶつかって大破した」と伝えた。

 グロリア線はリスボンを代表するケーブルカー。観光協会のホームページなどによると、1885年に開業し、高台の観光名所「サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台」と市中心部の約300メートルを、最大17度の勾配で結ぶ。

 ポルトガル政府は事故を受け、4日は国として喪に服すことを決定。レベロデソウザ大統領は、「悲劇に見舞われたご遺族に哀悼の意を示すとともに、速やかな原因の解明を望む」と声明を発表した。(パリ=坂本進)

朝日新聞社



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