(CNN) ロシアのプーチン大統領が中国北京で軍事パレードに参加する中、ロシアは3日にかけて長距離ドローン(無人機)502機と巡航ミサイル24発でウクライナに空爆を実施した。
ウクライナ空軍によると、同国の防空システムは451の空中目標を撃墜したが、ミサイル3発とドローン69機が14地点を攻撃した。
首都キーウを含むウクライナ西部の複数の都市で空襲警報が鳴った。攻撃は現地時間の3日午前も続いているという。
空軍は「攻撃は継続しており、ロシアの数機の無人航空機(UAV)が空域に存在している」と述べた。
ウクライナに向けて発射された飛しょう体には、カリブル巡航ミサイル16発とKh―101巡航ミサイル8発が含まれていた。
中国の習近平(シーチンピン)国家主席がウクライナでの戦争を遂行するふたりの指導者を北京に迎える中で行われた今回の新たな攻撃は、この紛争を明確に突きつけるものとなった。
中国はウクライナ戦争において中立の立場を主張しているものの、北京での軍事パレードでは、習氏とプーチン氏、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記が並んで歩く印象的な光景が捉えられた。北朝鮮もウクライナに軍隊を派遣している。
中国は戦争を展開するロシアを経済的に支援し、その戦争遂行を支えているとみられる軍民両用物資を供与している。