『あんぱん』ファン感謝祭、今田美桜・江口のりこ・原菜乃華が語る撮影秘話と高知への感謝

連続テレビ小説『あんぱん』のファン感謝祭が6日、高知市文化プラザかるぽーと 四国銀行ホールにて盛大に開催されました。主人公・柳井のぶ役の今田美桜さん、のぶの母・朝田羽多子役の江口のりこさん、のぶの妹・辛島メイコ役の原菜乃華さんが登壇し、集まった大勢のファンを魅了しました。112作目の朝ドラとなる『あんぱん』は、漫画家やなせたかしさんと妻・暢さん夫婦をモデルに、困難を乗り越え『アンパンマン』を誕生させるまでの愛と勇気の物語を描きます。この日のイベントには約4400件の応募の中から選ばれた850人の熱心なファンが来場し、当選倍率は10倍という人気の高さを見せつけました。

『あんぱん』ファン感謝祭で笑顔を見せる今田美桜、江口のりこ、原菜乃華『あんぱん』ファン感謝祭で笑顔を見せる今田美桜、江口のりこ、原菜乃華

高知に集結した『あんぱん』キャスト陣、撮影秘話を語る

大きな拍手で迎えられた今田さん、江口さん、原さんの三人は、感謝の笑顔を見せました。今田さんが「ちょうど去年の今頃、海で一緒に撮影しましたね」と振り返ると、原さんも「暑かったですね」と当時の思い出を共有。江口さんは「羽多子として高知に来るのは初めてです」と高知でのイベント参加への喜びを語りました。

司会の永松隆太朗アナウンサーから「今田さんは全くのぶとは雰囲気が変わって」と指摘されると、今田さんは「すみません。撮影が終わってさっぱりしました」と笑顔で返し、続けて心境を明かしました。「撮影が終わり2週間ほど経ちますが、1年間、大きな病気やケガなくみんなで無事に終えられたことに本当にほっとしています。それが一番大きいですね」。さらに、「今日久しぶりにお二人とお会いしましたが、一気にあのときの感覚に戻るなと思ってワクワクしています。撮影の前室や撮影のときのことをいろいろ思い出しました」としみじみ語りました。原さんも、大勢の観客を見渡し「こんなに温かく迎えていただいてとってもうれしいです。ありがとうございます!」と感謝の言葉を述べました。

ヒロイン今田美桜が明かす「のぶ」と共に歩んだ1年間

『あんぱん』の撮影を経て何か変化があったか尋ねられると、今田さんは「今後また違う作品に入って見つけるのかなと思ったりしていますね。まだ楽しかった思い出などに浸っちゃっています」と答えました。特に、「何者にもなれない」というのぶのセリフが心に深く刺さったと言います。「1年間という撮影は本当に楽しくて、とても充実した濃密な時間だったのですが、その中にも大変だなとか、正解が見えないまま悩んだりすることもいろいろありました。だからあの言葉はすごく刺さって、のぶと一緒に自分に対してもすごく向き合った1年間だったなと思っています」。ヒロインとして作品と深く向き合った経験が、今田さんの心境に大きな影響を与えたことがうかがえました。

高知の『あんぱん』愛に感謝、キャストが語る温かい支え

今田さんは、高知の人々の『あんぱん』への深い愛情に感謝を伝えました。「本当に伝わっていて、離れていますけどエールを感じていました。支えられていました」。そして「高知には『あんぱん』の期間中何度かお邪魔していたのですが、そのたびに皆さんが温かく迎えてくださって、離れていても皆様の温かい言葉が常に沁みていました。撮影を頑張れていました」と、地元の方々からの温かい応援が撮影の原動力となったことを強調。「最後まで温かく見守っていただけたらうれしいです」と視聴者へのメッセージを送りました。

江口さんも「こんなに愛がいっぱいで驚きました。ありがとうございます」と感謝の意を表明。原さんも「初日に高知で撮影して以来、来るのは4回目なのですが、高知の皆さんの温かさを来るたびに感じています。『あんぱん』愛もひしひしと伝わってきて、本当にこの作品が愛されているんだなと感じます。このような素晴らしい作品に携わることができてうれしいです」と語り、キャスト一同が、高知の地と人々からの熱烈な支持に深く感動している様子が伝えられました。

『あんぱん』のファン感謝祭は、作品の魅力を再確認し、キャストとファンの絆を深める貴重な機会となりました。ヒロイン今田美桜さんをはじめとするキャストの皆様が、高知の人々の温かい「あんぱん愛」に支えられながら、感動的な「愛と勇気の物語」を紡ぎ出したことが改めて浮き彫りになりました。今後の放送を通じて、柳井のぶとその家族の物語がどのように展開していくのか、引き続き大きな注目が集まります。

参考文献