1991年に社会現象を巻き起こしたフジテレビ系“月9”ドラマ『101回目のプロポーズ』。あの感動から34年の時を経て、ついに続編となる連続ドラマ『102回目のプロポーズ』(全12話)の制作が発表されました。主演は唐田えりかと霜降り明星のせいやが務め、オリジナルの主人公である星野達郎役の武田鉄矢も続投。往年のファンを魅了し、新たな世代にも響くラブストーリーがフジテレビでの地上波放送とFOD独占配信で展開されます。
「101回目のプロポーズ」34年ぶりの続編、制作背景
本作は、放送作家・脚本家として数々のヒット作を手がけてきた鈴木おさむ氏が、引退前から熱望していた企画です。19歳の時に『101回目のプロポーズ』から受けた衝撃を胸に、34年の歳月を経て「終わらない恋のファンタジー」を届けたいという強い思いから、自ら企画として立ち上げました。物語は、『101回目のプロポーズ』の最終回で結ばれた矢吹薫(浅野温子)と星野達郎(武田鉄矢)が実際に結婚し、その間に生まれた娘が主人公となる、まさかの続編。前作の世界観を大切にしつつ、令和の時代に新たな息吹を吹き込む内容が期待されています。
唐田えりかと霜降り明星せいやが「102回目のプロポーズ」主演を務める。
新世代を担う豪華キャスト陣
「102回目のプロポーズ」の物語を彩る、注目のキャスト陣をご紹介します。
唐田えりか:チェリスト星野光役
主人公・星野光(ほしの・ひかる)を演じるのは、Netflix『極悪女王』(2024年)での体当たりの演技が記憶に新しい唐田えりか。薫と達郎の愛娘として生まれ、母と同じチェリストの道を歩む光の繊細な心情を表現します。2025年には映画『海辺へ行く道』への出演も控えるなど、俳優として新たな輝きを放つ彼女の演技に注目が集まります。
霜降り明星せいや:99連敗の非モテ男・空野太陽役
光に一目ぼれする青年・空野太陽(そらの・たいよう)役には、人気芸人でありながら、TBSドラマ『テセウスの船』(2020年)などで俳優としても存在感を示す霜降り明星のせいやが抜擢されました。これまで99回女性にフラれ続けてきた、等身大の非モテ男を魅力的に演じ、新たな一面を見せます。武田鉄矢演じる達郎との掛け合いも、本作の大きな見どころの一つとなるでしょう。
伊藤健太郎:イケメンピアニスト大月音役
光の恋人である超イケメンのピアニスト、大月音(おおつき・おと)を演じるのは、映画『静かなるドン』シリーズでの主演や、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(2023年)での好演が評価され、第47回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞した実力派俳優・伊藤健太郎。深みのある演技で物語に厚みを加えます。
武田鉄矢:父・星野達郎役で健在
そして、光の父であり、『101回目のプロポーズ』の主人公である星野達郎役には、もちろん武田鉄矢が続投します。薫と結ばれて小さな建築会社を経営し、愛娘の幸せだけを願う父親となった達郎。前作で純平との名物だった掛け合いを彷彿とさせる、達郎と太陽のユニークなやり取りは必見です。
若き日の浅野温子と武田鉄矢、『101回目のプロポーズ』での伝説的な共演。
物語のあらすじ:親子の愛と新たな恋の行方
『101回目のプロポーズ』で結ばれた星野達郎(武田鉄矢)と矢吹薫(浅野温子)の間に生まれた娘、星野光(唐田えりか)は、30歳・独身の人気チェリストとして美しく成長しました。そんな光に一目ぼれするのは、33歳・独身でこれまで99回女性にフラれてきた非モテ男、空野太陽(霜降り明星・せいや)。しかし、光には既に、超イケメンでピアニストの御曹司である恋人、大月音(伊藤健太郎)がいました。娘の結婚相手として、達郎はどちらの男を選ぶのか、選ばないのか。親子の愛情と、新たな三角関係の行方が描かれる、心温まるラブストーリーが展開されます。
キャスト・企画からのメッセージ
唐田えりかは、「大名作の前作にリスペクトと責任を胸に、今の自分の精一杯をぶつけて挑む」と意気込みを語っています。せいやは、武田鉄矢との本読みのエピソードを明かしつつ、「前作を汚さないように一生懸命頑張る」とコメント。伊藤健太郎は、台本を読み「クスッと笑えたり涙が溢れそうになったり、読み終わった後にすごく温かい気持ちになった」と期待を寄せています。そして、武田鉄矢は「終わらない恋のファンタジーの始まり」と、続編への喜びを表現しました。企画の鈴木おさむ氏は、自身の強い思い入れと、プロデューサー陣の尽力によって実現した企画への誇りを述べ、「ドキドキした人たちも、この物語を知らなかった人たちにも、期待して頂きたい」とメッセージを送っています。
ドラマ概要
- タイトル: 『102回目のプロポーズ』(全12話)
- 放送: 未定(詳細は追って発表)
- 配信: FODにて独占配信予定(詳細は追って発表)
- 企画: 鈴木おさむ
- 出演: 唐田えりか、せいや(霜降り明星)、伊藤健太郎、武田鉄矢 ほか
- スタッフ:
- 企画・プロデュース:栗原美和子(共同テレビ)
- 脚本:私オム
- 演出:木村真人
- プロデューサー:鹿内植、高橋眞智子(共同テレビ)
- 制作協力:共同テレビ
- 制作著作:フジテレビ
伝説の月9ドラマ『101回目のプロポーズ』の34年ぶりの続編となる『102回目のプロポーズ』は、往年のファンにとっては懐かしい達郎の姿と、その娘の新たな恋愛模様が楽しめる作品となるでしょう。そして、唐田えりか、せいや、伊藤健太郎といった実力派の新世代キャストが織りなすラブストーリーは、現代の視聴者にもきっと感動と共感を呼び起こすはずです。放送・配信の詳細発表が待たれます。
参考文献:
- Yahoo!ニュース (2025年9月8日). 『101回目のプロポーズ』“続編”の主演は唐田えりか×せいや. https://news.yahoo.co.jp/articles/e3f9fe777815a350d840f65a95a74283ca9931e9