元放送作家の鈴木おさむ氏が1日、自身の「X」(旧ツイッター)を更新し、8月30日・31日に放送された日本テレビ系「24時間テレビ48―愛は地球を救う」のチャリティーマラソンについて言及しました。同氏は、長年にわたりその存在意義が問われることもあった「24時間テレビ」が、今年の企画を通じて改めて「テレビの力」を示したと評価しています。
SUPER EIGHT横山裕、過酷な105キロを完走 – 子供の貧困問題に光を当てる
今年の「24時間テレビ」チャリティーマラソンでは、人気グループSUPER EIGHTの横山裕さんがランナーを務め、炎天下の中、見事に105キロを完走しました。横山さんがこの過酷な挑戦に挑んだ背景には、子供の貧困問題への深い関心と、それを広く社会に周知したいという強い目的がありました。
彼自身、幼少期に家庭の経済的困難を経験しています。母親が病気で働くことができず、実の弟は過去に児童養護施設に預けられたこともあったと明かしています。母親の他界後は、横山さんが一家の大黒柱として生活費や弟の学費を工面してきたという壮絶な過去があります。この個人的な経験が、彼を子供たちの現状に対する社会の意識を高めるための行動へと駆り立てました。
7億円超の募金集まる:「子どもマラソン支援募金」が示した共感の輪
横山裕さんのこの意向を受け、「24時間テレビ」は「子どもマラソン支援募金」と題した募金活動を実施しました。集められた募金は、子供の貧困問題の解決に役立てるため、児童養護施設などへの寄付を目的としています。横山さんの実体験に基づいた真摯な姿勢は、多くの視聴者の共感を呼び、結果として募金額は7億円を超える大成功を収めました。これは、一人のランナーの思いが、社会全体を巻き込む大きな支援の輪へと繋がったことを示しています。
鈴木おさむ氏が再評価する「テレビの力」
マラソンが炎天下で行われることに対し、ランナーの健康を危険視する声も一部で上がりました。しかし、鈴木おさむ氏は、これらの声も認識しつつ、「ここ数年、24時間テレビの存在に疑問を感じていましたが、今年の24時間テレビを見て、これを『テレビの力』だなと思いました」と率直な感想を述べています。
彼は、横山裕さんの強い思いと、それによって集まった多額の募金に感銘を受け、「テレビの力を使って、お金を集める。そこに意味がある。まだまだ出来ることはある!!」と締めくくりました。このコメントは、テレビというメディアが持つ影響力と、社会貢献におけるその役割を再評価するものであり、今後のチャリティー活動や社会問題啓発への期待を示唆しています。
鈴木おさむ氏が24時間テレビのマラソンについてコメント
結論:社会課題解決に貢献するメディアの役割
SUPER EIGHT横山裕さんの「24時間テレビ」チャリティーマラソン完走と、それに伴う「子どもマラソン支援募金」の大成功は、彼の個人的な経験が社会的な共感を呼び、具体的な支援へと結びついた象徴的な出来事でした。鈴木おさむ氏のコメントは、この出来事がテレビが持つ本来の「社会を動かす力」を再認識させる機会となったことを示唆しています。今後も「日本ニュース24時間」は、このような社会問題に関わる重要なニュースを追い、読者の皆様に深く、正確な情報をお届けしてまいります。
参考文献
- 東スポWEB (2024年9月1日). 「鈴木おさむ氏、横山裕のマラソン完走に『テレビの力』」. https://news.yahoo.co.jp/articles/93867221823069a452e3a16e26d51d5e31ecc984