パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスの幹部を標的にイスラエル軍が9日、カタールの首都ドーハを爆撃したことを巡り、ロイター通信は9日、イスラエル政府関係者の話として、イスラエル側が米国に攻撃を事前に通知していたと報じた。
米国はカタールやエジプトとともに、ハマスとイスラエルの停戦交渉を仲介している。ロイター通信などによると、米国はハマスに対し、新たな停戦案を提示しており、カタールはハマスに受け入れを迫っていた。
イスラエルメディアでは今回のドーハでの攻撃について、トランプ氏が「青信号」を出したとも報じられている。ハマス幹部を殺害することで、全面的に停戦案を受け入れるよう圧力をかける狙いがあった可能性がある。【カイロ金子淳】