香港警察の残業代 月に20万円! 民主派「暴力の報酬を税金で払うな」

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香港・九竜地区の繁華街モンコック(旺角)でパトロールする警察官=9日(共同)

香港・九竜地区の繁華街モンコック(旺角)でパトロールする警察官=9日(共同)

 【香港=藤本欣也】反政府デモが続く香港で、警官の残業代をめぐり議論が起きている。香港メディアによると、警官1人当たりの残業代は毎月、日本円で20万円以上。警察によるデモ隊制圧を「過剰な暴力」と非難する民主派や市民たちが「税金で払うな」と反対しているのだ。

 報道によると、警官約1万1千人が6月以降に受け取った残業代は計約9億5千万香港ドル(約133億円)。1人当たり毎月約1万4394香港ドル(約20万1800円)を受け取っている計算になる。

 これに反発したのが民主派勢力だ。香港紙によると、民主党の立法会(議会)議員は「過去半年間、警察は暴力と権力を乱用し(市民を苦しめる)さまざまな事件に関与してきた。その残業代を税金で支払うのは絶対に受け入れられない」と非難。ネットでも同様の意見が広がっている。

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