新任検事65人に辞令交付 「広い視野と高い識見を」





新任検事に訓示する森法相=16日、法務省

 司法修習を終えた新任検事65人が16日、東京・霞が関の法務省で森雅子法相から辞令を受け取った。任官は12日付。女性は28人で全体の43・1%を占めた。平均年齢は27・2歳で、最年長は38歳、最年少は24歳だった。

 森氏は「被害者の権利利益の擁護、再犯防止、ますます重要となる国際貢献など、幅広い分野に関心を持ち、広い視野と高い識見を養ってほしい」と訓示した。

 法務省によると、出身法科大学院は、京大が10人で最多。慶応大9人、東大8人、一橋大7人と続いた。法科大学院を修了しなくても司法試験の受験資格が得られる予備試験の通過者は10人。

 辞令交付後に取材に応じた、予備試験通過者で京大経済学部出身の森田麻美さん(29)は大手メーカーの法務部勤務をきっかけに法曹を志したといい「被害者をはじめとする事件関係者が、前向きに次の一歩を踏み出すための一助になりたい」と抱負を語った。



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