会員制交流サイト(SNS)上で「融資する」と偽り保証金名目で現金をだまし取ったとして、警視庁少年事件課は詐欺容疑で、住所不定、無職の少女(19)を再逮捕した。4月以降、北海道や沖縄県など各地の115人から計約200万円をだまし取ったとみて調べている。
同課によると、「遊ぶ金が欲しかった」と容疑を認めている。自身が3月に同様の手口で5万円の詐欺被害に遭い「取り戻そうと思った」と説明しているという。
少女はSNSに「融資始めました」と投稿。申し込んだ相手に「前金として貸出金の1割が必要」などと言い、親族や友人名義の口座に現金を入金させるなどしていたとみられる。
再逮捕容疑は8月、14万円の融資を申し込んだ千葉県の女性(20)から前金の名目で1万4千円をだまし取ったとしている。11月に別の詐欺容疑で逮捕された。