日テレ、城島茂への謝罪報道に「事実誤認」で反論:「鉄腕DASH」継続も不信感残る

日本テレビが元TOKIOリーダーの城島茂氏への「直接謝罪を拒否された」とするデイリー新潮の報道に対し、強い遺憾の意を表明しました。この問題は、国分太一氏のコンプライアンス問題に端を発するもので、日本テレビ側の対応が視聴者からの不信感を招き、人気番組「ザ!鉄腕!DASH!!」の今後にも影響を与えるとして大きな注目を集めています。

日テレによる“直接謝罪拒否”報道の波紋

発端は12月17日にデイリー新潮が報じた、日本テレビ幹部らが城島茂氏に直接謝罪を試みるも拒否されたという内容です。記事によると、12月9日に神奈川県横浜市内で行われた「ザ!鉄腕!DASH!!」のロケ前、日テレ側が城島氏に「説明と謝罪をしたい」と打診しましたが、城島氏は「撮影に集中したい」としてこれを拒否したとされています。その後も制作局幹部が現場に現れましたが、城島氏に再度断られたとのことです。

この報道を受け、翌12月10日には日本テレビが「城島さん、松岡さんに対する状況説明などを改めて確認いたしましたところ、弊社の対応がお二人のお気持ちに寄り添った十分なものではなく、大変申し訳なく思っております」との声明を発表。しかし、記事が報じられた時点では、直接謝罪には至っていない状況でした。

日本テレビの公式見解と「事実誤認」の主張

FLASH編集部は12月18日、日本テレビ放送網株式会社総務局広報に対し、新潮の報道の真偽や「ザ!鉄腕!DASH!!」の継続の有無について質問状を送付しました。翌19日に届いた返答で、日本テレビは「ご指摘の記事は、事実誤認に基づく内容が多く含まれており、大変遺憾に思っております」と、新潮の報道に強い憤りを表明しました。

日本テレビは続けて、「本件に限らず、番組制作の詳細や出演者さまとの協議内容等については、守秘義務および信頼関係維持の観点などから公表しておりませんので、詳細は明らかにできませんが、事実に基づかない報道は厳に慎んでいただきたく存じます」と、詳細な説明は避ける姿勢を示しました。
松岡昌宏と国分太一が並んで写っている様子松岡昌宏と国分太一が並んで写っている様子

「ザ!鉄腕!DASH!!」の今後と残る課題

懸念されていた「ザ!鉄腕!DASH!!」の番組終了については、「番組終了の予定はございません」と明言されました。これにより、同番組は今後もSTARTO ENTERTAINMENT所属のタレントが出演し、継続される見込みです。しかし、芸能担当記者からは「騒動の起点となった国分太一さんの“複数のコンプライアンス上の問題”について、日テレは関係者のプライバシー保護を理由に詳細を公表していません。そして、今回の回答でも、“守秘義務”により詳細は明かされませんでした」との指摘があり、情報開示の少なさから批判が集まっている現状を伝えています。

さらに、「視聴率低迷や元TOKIOメンバーとの確執で継続が危ぶまれている『鉄腕DASH』についても、終了の予定はないと明言しました。今後も従来どおりSTARTO ENTERTAINMENTのタレント出演で継続するのでしょう。そうなると、今後は松岡さんや城島さんの出演が少なくなるかもしれませんね」との見方を示しており、TOKIOファンの日本テレビへの不信感を完全に拭うことは難しいとの見解が示されています。

結論

日本テレビは、城島茂氏への謝罪報道に対する「事実誤認」を主張しつつも、詳細な情報開示には「守秘義務」を理由に踏み込まず、その対応は依然として不透明な部分を残しています。「ザ!鉄腕!DASH!!」の継続は明言されたものの、国分太一氏を巡る問題への説明不足は視聴者からの不信感を根強くしており、今後、日本テレビがどのように信頼回復に努めるかが課題となるでしょう。


参考文献