発電所整備へ円借款供与 首相、ウズベク大統領と会談





首脳会談に臨むウズベキスタンのミルジヨエフ大統領(左)と安倍晋三首相(右)=19日午後、首相官邸(春名中撮影)

 安倍晋三首相は19日、中央アジア・ウズベキスタンのミルジヨエフ大統領と官邸で会談し、同国の電力供給強化に向けた発電所整備や農産物の輸出促進へ計1878億9000万円の円借款供与を伝達した。両首脳は戦略的パートナーシップを深める方針を確認し、これらの内容を盛り込んだ共同声明を発表した。

 首相は、インフラ整備や経済協力を通じて中央アジアの大国であるウズベキスタンとの関係を強めたい考えだ。会談で首相は「中央アジアだけでなく国際社会の安定と繁栄に重要な役割を担うウズベキスタンとの関係を非常に重視している」と強調。ミルジヨエフ氏は日本の支援に謝意を示し「開かれた市場経済の構築、魅力的な投資環境を整備していく」と応じた。両首脳は北朝鮮の核・ミサイル開発阻止へ連携する方針も確認した。



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