2026年1月1日、石川県能登半島地域で発生したマグニチュード7.6の地震から丸2年を迎えました。さらに、2024年9月の豪雨災害も重なり、能登地域の人々は今なお厳しい状況に置かれています。こうした困難が続く一方で、地域の活性化に向けた多様な支援ネットワークや関係者の取り組みも活発化しており、能登を舞台にしたドラマ作品の存在も注目されています。
深刻な人口流出と復興への課題
復興への道のりが進められている中、能登地域では深刻な人口流出が顕著となっています。石川県の調査によると、震災から1年後の段階で、能登6市町地域では震災前と比較して7,116人が減少し、減少割合は5.9%に上りました。特に、市町別のデータでは珠洲市が10.2%減、輪島市が10.0%減と、半島先端部に向かうほど状況は深刻化しています。この人口減少は、復興に向けた労働力確保や地域経済の持続可能性において大きな課題となっています。
『まれ』放送10周年:観光振興と地域活性化の象徴
2025年は、NHKの連続テレビ小説『まれ』の放送開始からちょうど10年の節目です。『まれ』が放送された10年前の能登は、北陸新幹線が金沢まで開通し、観光面で大きな盛り上がりを見せていました。当時、能登域内の12市町が協議会を立ち上げ、『まれ』をきっかけに能登を訪れる観光客が楽しめるよう、様々な仕掛けを用意していました。
能登半島地震2年、復興途上の能登風景
輪島朝市といろは橋:震災の爪痕と復旧作業
「日本三大朝市」の一つとして有名な輪島の朝市があった付近には、『まれ』のシンボルでもあった「いろは橋」という赤い名物橋が架けられていました。震災の爪痕が残るそのたもとには、今も『まれ』のオブジェが残されています。「いろは橋」は現在、架け替え工事が進められており、2028年度の完成を目指しています。これは、地域の復旧を象徴する重要なプロジェクトです。
大沢集落の現状:間垣の里の復興
また、『まれ』の主要な舞台地の一つであり、竹製の防風垣「間垣(まがき)」が特徴的だった輪島市の大沢(おおざわ)集落も、震災に加え豪雨災害により甚大な被害を受けました。しかし、2025年には道路が復旧するなど、少しずつではありますが復興が進められている状況です。住民や関係者の粘り強い努力によって、地域の再建が着実に進行しています。
能登半島は、地震と豪雨災害という二重の試練に直面しながらも、地域の人々のたゆまぬ努力と外部からの支援、そして『まれ』のような文化的な繋がりを通じて、復興への道を歩み続けています。人口流出という大きな課題を抱えつつも、多様な取り組みが能登の活性化に繋がる希望の光となっています。





