インド国籍法巡り抗議続く 議会通過から2回目の週末





22日、インド・コルカタで抗議デモに参加する女性ら(ロイター)

 インド各地で22日、イスラム教徒以外の不法移民に国籍を与えることになる国籍法改正に抗議するデモが続いた。11日の議会通過から2回目の日曜日となり、東部コルカタではイスラム教徒の団体が開いた抗議集会に多くの人が集まった。

 改正法は、インド周辺にありイスラム教徒が多数派のバングラデシュ、パキスタン、アフガニスタンからの移民のうち、イスラム教を除く6つの宗教の信徒に、宗教的迫害を理由とする場合はインド国籍を与える内容。コルカタのある西ベンガル州はバングラデシュと国境を接し、イスラム教徒の間に差別との批判が高まっているもようだ。

 差別との批判や移民増加への懸念からイスラム教徒だけでなく多数派ヒンズー教徒も参加するデモが全国に拡大。モディ首相は22日、首都ニューデリーでの演説で差別的意図を改めて否定した。(共同)



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