【首相記者会見詳報】(2)安倍首相「習国家主席に懸案を直接提起」





日中韓首脳会談を前に、記念写真に納まる(左から)韓国の文在寅大統領、中国の李克強首相、安倍首相=24日、中国・成都(共同)

 --米朝プロセスを後押しするのが日本の立場だが、膠着(こうちゃく)状態が続いている。米朝プロセス以外の対話の枠組みも含めて新たな対応を検討する必要はないのか。北朝鮮に向き合うため韓国との連携が重要だと強調するが、両国間の問題解決が欠かせない。文氏から前向きな意思とは示されたのか

 「わが国は米朝プロセスを完全に支持をしています。北朝鮮には危険な挑発行動ではなく、平和な対話を通じて朝鮮半島の非核化、完全な非核化に向けて取り組みを改めて強く求めていきたいと思いますし、まさに今、国際社会が協力をして米朝プロセスを後押ししながら、北朝鮮に完全な非核化を求めていかなければならないと、こう考えています。東アジアの安全保障をめぐる問題について、日米韓、日韓の連携が重要であることは当然であります。この点については日韓ももちろん共有しておりますが、韓国も共有をしております。他方、日韓間の問題については本日の文在寅大統領との首脳会談において、日本としては主張すべきは主張し、韓国側が日韓関係を健全な関係に戻していくきっかけを作るよう求めました。文大統領との間では、対話による解決の重要性については確認をしたところであります」

 --私は新華社の記者です。現在の日中韓3カ国の協力をどのように評価するか。そして最大のポイント、ハイライトはどこにあるか。どうした分野でさらに協力を強化する必要があると考えるか

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